オモリウキ考 14話

こんにちは

昨日「ラジオ」が好きで、「好きなラジオ番組を録音してる」と書きました。

どうやって録音しているの?

と、意外な質問を受けましたのでこの場でお答えします。

ソニー SONY ポータブルラジオレコーダー 8GB FM/AM/ワイドFM対応 予約録音対応 語学学習機能搭載 ICZ-R250TV

こんな製品を使ってラジオ番組を録音しています。

TVチューナもついていますので、朝は布団の中でNHKのニュースを聴いています。

さて、オモリウキ考⑭です。

前回⑬では、おさない兄弟の兄のほうに、ブルーギルがヒットしたことまで書きました。

ギル初ヒットの感動と興奮

やっと事態が飲み込めたお兄ちゃのほうは、慌ててリールハンドルをわしづかみにして猛烈に糸をまきはじめました。

大きなギルは竿をしならせながら抵抗し、水底に潜ろうとしました。

大型のギルは結構いいファイトします。

ですが、お兄ちゃんの強引なリールの巻き上げにはかなわず、とうとう釣り上げられてしまいました。

「やったーっ! やったーっ! ブラックバスだぁーっ!」

と幼い兄弟は興奮した様子で大騒ぎしています。

私は「その魚はブラックバスじゃないよ。ブルーギルという名前の魚だよ」と声をかけましたが、二人にはそんな声など耳に入らないようでした。

兄弟の弟のほうは早速、「ぼくにもお兄ちゃんといっしょのやつ付けてーっ!」と、自分もヤル気満々です。

とりあえず、まずは釣れたギルから毛鉤を外さないといけません。

釣れたギルはしっかりと毛鉤飲み込んでいるので、毛鉤用のフォーセップを使わないと外せません。

その後、弟のほうにもおなじ仕掛けを組み、釣りをやってもらいました。

すぐに弟のほうにもヒット!。

二人とも嬉々とした歓声をあげて、次々とギルを釣り続けました。

ほとんどのギルは毛鉤を飲み込んでいるので、私は兄弟の釣ったギルから毛鉤を外すのが大変です。

数匹のギルを釣った後、毛鉤を外したギルを池にリリースしようとしたときに、弟のほうが私に向かって言いました。

「オジさん、魚逃さないで。ぼく、お母さんにブラックバスを見せたいっ!」

魚はブラックバスではないのですが、私はもぅ魚の種類などどうでも良い気がしていたので、訂正しませんでした。

聞けば兄弟は、母親の運転する車でこの池に来ているようで、母親は車の中で釣りが終わるまで待っているようです。

「・・・そんなに嬉しいものなんだなぁ・・・」

彼が魚を持ってお母さんのところに駆け出していく姿を見て、しみじみ私はそう思いました。

釣れればギルでも嬉しい!

戻ってきた弟のほうは魚を池に戻し、私とお兄ちゃんに向かってこう言いました。

「おかさんが、もぅ帰ると言ってる…」

兄弟は残念そうでしたが、母親の言うことを聞かないと今度から釣れて来てもらえないのでしょう、素直に従い道具を片付けはじめました。

私は自分のバックからフライボックスを取り出し、ブルーギル用に巻いた毛鉤数個を兄弟たちにあげました。

二人は喜んで受け取ってくれました。

その後、私はいつものように自分の釣りを続けながらこう思いました。

「子供は釣れればどんな魚でも楽しいんだなぁ。ブルーギルを外道扱いするのはある程度釣りの経験が長い者だけだ」

私は小学生の頃から魚釣りをしていますが、実際に中年になった今でもブルーギル釣りは大好きです。

自分の釣り方がフライフィッシングだという理由はあるにせよ、釣ってる魚は同じです。

今回の兄弟も「ブラックバス狙っている」とは言ってはいるものの、実際にバスを釣った事がないので、今回釣った大型ギルとの区別もつかないのも当然ですね。

オモリウキ考 ⑮ 経続きます。

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