ルアータックルでのオイカワ釣り 第11話

こんにちは。

2018.11.22(木)

”ブログ ルアータックルでのオイカワ釣り”の新連載も、11回目となりました。

”前回10話”までは、ルアータックルを使ったオイカワの、”釣り方”、をおもに書いてきました。

実際にルアータックル(でなくても投げ竿でもいい)を川に持ち込んで、これまでの記事の内容のとおりにやってみれば、案外簡単にオイカワは釣れちゃったりします。

「とりあえずやってみる!」

これが一番大事なのです!!

私の釣りの師匠 元バスプロのF氏の名言があります。

「釣りはやってみないと分からない!」

あたりまえのようでもあり、平凡な言葉かもしれません。

ですが、幼い頃から現在2児の父となるまで、釣りをやり続けている彼がいう言葉ですから、説得力があります。

昨日釣れたからと言って今日も釣れるとは限りません。

今日釣れなかったからと言って明日も釣れないとも限りません。

魚釣りは常に、”今現在の結果”しかありません。

釣れても釣れなくても、現在の結果を次回の釣りを組み立てるデーターとして活用するしかありません。

何度も繰り返し釣り場に通い、その都度必要な事を学ばなければ釣果は上がりません。

釣りという遊びはスゴく、”非効率”なのです。

とにかく、できるだけたくさん釣りに出掛けないと何も始まりません。

幸い、オイカワという魚はどこの川にもたくさんいます。

少し辺りを見渡せば、そこらじゅうに釣り場は存在します。

釣り場が近いという事は、釣行のチャンスが多いということですので、釣りのデータも取りやすいのです。

先日、このブログ記事の舞台となっている、”TPK川”で、同じくオイカワを釣ってみえる方のブログを見つけました。

どえりゃあブログ TPK川でオイカワ釣り

オイカワのルアータックルについて

ロッドやリールなどのタックルについては、現在手持ちのものがあれば、とりあえずそれを流用してやってみるのが一番です。

手持ちのロッドがあるなら、キャストできる重さのフロート(オモリウキ等)を用意すれば、すぐにはじめられます。

ロッドを購入するなら、ウルトラライトのロングロッド

ルアーロッドでなくてもエサ釣りに使っている、量販店のチョイ投げセットでもかまいませんが、

「ワカサギ竿や船用の釣具しかもってない…」

というかたで、”ルアータックルでのオイカワ釣り”を、はじめてみたいという方は、釣具量販店のルアーコーナーで、”なるべくライトなスピニングルアーロッドセット”を、購入することをオススメします。

ニジマス管理釣り場で小さなスプーンを投げる、”トラウトルアーセット”や、アジやメバルの極小ワームを投げる、”ライトソルトセット(アジング・メバリング)”などが良いと思います。

ブラックバス用でしたら、”ウルトラライトクラス”か、”ライトクラス”ですね。

フロートリグでは、フロートからハリスを50センチ以上付けますので、できるだけ長いロッドのほうがキャスティングがしやすいです。

管釣り用のトラウトロッドなどで極端に短いロッドの使用は、ハリスの長さが制限されますので、その点は注意が必要です。

ラインは感度と飛距離が抜群の極細PEラインがベスト

セットでしたら、リールも付いていてラインも巻いてありますので、とりあえずはそれをそのまま使えばよいと思います。

ラインは消耗品です。スピニングリールですと使っていくうちに、”カール”と呼ばれる巻グセが付いてきますので、そうなったら新品のラインに交換して下さい。

その時にオススメなのが、”PEライン”というポリエチレン素材の編糸でできたラインです。できるだけ細いほうがオイカワ釣りには向いています。

PEはかなり細くても、強く伸びがほとんどないので、感度が抜群です!

オイカワのように小さな魚のアタリや引きを感じるには、極細PEラインはピッタリです。

「極細PE」の画像検索結果

フロートの種類は釣り方で選ぶ

そして、何はなくてもこの釣りのメインアイテムである、”フロートリグ”

数年前から、アジングやメバリングが冬のルアーフィッシングで熱いですので、その釣り用に各メーカーからたくさんのフロートリグが発売されています。

「フロートリグ」の画像検索結果

安藤商会の看板商品である、”オモリウキ”も、お忘れなく!!

オイカワ釣りには、水面でバイトが確認できるのであれば、フッキングに優れる、”中通しタイプ”がオススメです。

フロートの反応を目で見てアタリを取る、”ルースニング”の釣り方ですと、中通しよりも、メインラインに固定するタイプを使用します。

実際は、釣り場と魚の反応で使い分けたりしますので、どちらのタイプも用意しておくと便利です。

極細PEラインとフロートリグの組み合わせは、これからのオイカワのような小さな魚の釣りシーンを、大きく変えると私は思っています。

すでに、極小PEラインを使っているルアーマンの方は、オイカワやカワムツのような小さな川魚も、狙ってみるとオモシロイと思います。

ルアーフィッシングの対象魚拡大について

バスやギルなどの外来魚は、ご存知のように、”例の法律”、がありますので、今後ますます釣りにくくなっていきます。

将来的にルアーフィッシングを続けていこうと思っている方々は、釣りの対象魚をトラウト(渓流魚)や、ソルト(海水魚)に切り替えはじめています。

釣具店なども、ルアーコーナーからバス釣り用ルアーを撤去したところも増えてきています。

このブログで紹介している、オイカワをルアータックルを使って釣る方法も、バス以外にもルアー・フィッシングの対象を拡げていきたいと思っている、そんな方々のお役に立てれば嬉しいです。

反対に、”ランカー級のブラックバスを釣らなきゃ、ルアーフィッシングに価値なんて無いんだよっ!”、という考えをお持ちの方は、このブログなんて役に立ちませんから読んでいないでしょうね。

もし、読んでいたら、”そんな釣りは、この先いつまでできるか分かりません”ので、早く他の対象魚も見つけて下さいね(←大きなお世話だ!)。

オイカワ・カワムツ専用ルアー

オイカワやカワムツを ルアータックルで釣るアイテムとしては、私の知る限りでは、”KYOTO FLY”さんが販売している、”川魚ルアー&川魚スプーンフック”ですね。

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すごく綺麗なスプーンです。フックも小魚専用のものが装着されています。

オイカワ釣りのルアーについて

このブログのオイカワ釣りには、フロートリグでフライ(毛鉤)をキャスティングしていますが、先日試しに使ってみた、超極小ワームの調子が良かったです。

詳しくは、”超極小ワーム YAMASHITAワームバケでの釣り! 6話 オイカワ編①”と、”超極小ワーム YAMASHITAワームバケでの釣り! 7話オイカワ編②”に、書きましたのでご覧ください。

このワームはもちろん市販品ですので、釣具屋さんで購入することができます。

オイカワをエサではなく、疑似餌で釣ろうとすると、”フライ(毛鉤)”が、一般なのですが、入手やタイイング(毛鉤巻き)の問題があり、その事がどなたでもすぐにはじめられるとは言い切れない部分としてありました。

ですが、このような釣具量販店でどなたでも入手できるモノで、オイカワ釣りに使える疑似餌を見つけられた事は、自分の中ではたいへん大きな進歩だと思います。

フックに関しては、オイカワ釣り用のエサバリを流用できます。

下の写真は、”がまかつ ハエスレ”。

「がまかつ ハエスレ」の画像検索結果

”糸付きハリ”の場合は、はじめから装着してあるハリスが、一般的には45センチと短いですので、魚の喰いが悪いと感じたら50~100センチくらい余分にハリスを継ぎ足すと良いと思います。

ルアータックルでのオイカワ釣り 第10話へ戻ります。

ルアータックルでのオイカワ釣り 第12話へ続きます。

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