中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第13話 ショートロッド210

こんにちは。

2021年7月27日(火)

ここ最近「テンフラロッド釣行記」の記事が続いております。

前回の2回は、ブログ読者様が製作した竿を紹介させていただきました。

今回は、ショートタイプの「テンフラロッド釣行記」を書きたいと思います。

ショートタイプの「テンフラロッド」は、180cmの方を過去に紹介したことがあります。

ベースはタカミヤ製 白滝(しらたき) 手長エビ・タナゴ 210cm

 

今回は210cmの、やや長めのショートロッド(?)をご紹介します。

基本的には、前回紹介した「テンフラショートロッド」と同じ作りですが、このロッドで使用しているメインラインは、今までの極細フライラインとは違い PEライン10号です。

ラインの長さも、竿2本分 約4メートル弱しかない『接近戦でのサイトフィッシング専用竿』なのです。

キャスティングを行うためではなく、ラインをハンドリトリーブするための中通し構造なのです。

フライタックルのように、ラインをハンドリトリーブできる事で、フライにキビキビしたアクションを付けたり、魚が掛かった時の取り込みが大変便利です。

リールも糸巻きも無いシンプルな装いで手軽に釣る

この竿で釣りをしている最中は、メインラインが短いのでリールや糸巻きは付けていません。

フライタックルのようにリトリーブしたラインは、そのまま足元へ落とします。

フィールドでポイントを移動する時や、足元を提灯釣りする時などは、手にラインを巻き付ければ済みます。

コンパクトで軽い竿なので、できるだけ軽装備で釣りをしています。

この竿を使う時は、毛鉤もそれほど拘らず「クロスオーストリッチ」などシンプルなパターンを使っております。

手っ取り早く釣るなら、おなじみの「YAMASHITAワームバケ」の小さいサイズを、ハエスレ針にチョン掛けして使っちゃいますね。

今後の課題はラインシステムの構築

実は…この竿は製作してからあまり使っておりません。

10号のPEラインを使っていますが、イロイロと思考錯誤の結果でそうなったのではありません。

「10号PEラインが、たまたま手元にたくさんあったから…PEは浮くし…」

という、なんとも適当な理由なのです…。

10号PEラインにフライフィッシングのリーダーリンクを使い、ナイロン3・4号を1mくらい中間糸としてつなぎ、その先に0.6号のフロロハリスを50センチくらい付けて毛鉤を結んでいます。

写真2

中間糸は色付きの方が見やすいですね。

まぁ…。このあたりもテストを重ねて出した数値ではないので適当ですが(汗)

PEラインは軽いので、風が強かったりポッパーのような空気抵抗が大きなフライは投げにくいかもしれません。

やはり、理想はフライフィッシングで使うシューティングシステムの、「極細ランニングライン」でしょうかね。

私は使い古しの#1番などの低番手のフライラインを使う事が多いのですが、すでに使い果たしたので、そろそろ極細ランニングラインの購入を考えています。

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最近は「テンカラ用のフライライン(?)」も発売されていますので、長め(6・7m)のものならショートタイプのテンフラロッドには丁度いい長さですね。

river peak(リバーピーク) テンカラ用フライラインフローティング

 

中通しのテンフラロッドは竿の中にラインが通っていますので、竿先(トップガイド)から出るラインは、竿の長さ分短くなります。

7mのラインをテンフラロッド210にセットすると、竿先から出るラインは「7m - 2m = 5m弱」になりますね。

4005 マッキロン水糸 たくみ 18878755

テンカラ師の方はラインをイロイロと工夫されており、工事現場で使う「水糸」や、

ハヤブサ(Hayabusa)仕掛パーツ

鯉の吸い込み釣りに使う「吸込糸」「撚り糸」を、テンカララインとして使ったりするようです。私はまだ試したことはありません。

中通し構造の「テンフラロッド」は、フライロッドとテンカラ竿の「良い所取り」だと思っておりますが、使用するラインは決まった物がありません。

テンカラライン・ハリス ライン- n-VISION 超視認性 テンカラレベルライン業師(ワザシ) ナイロン イエロー 6.0号 40m 国産

フライフィッシング・テンカラ釣りの専用ラインは、現在は数多くの種類が存在しますので『選ぶ楽しさ』はありますね。

「ファールドリーダー」「テンカラ撚り糸」など、糸を撚ってテーパー形状のラインを自作する釣り人も多いです。こちらは『つくる楽しさ』ですね。

通常のテンカラ竿はラインの長さが固定ですので、各自工夫される方が多いようです。

フライフィッシングもテンカラ釣りも『釣果はラインシステムしだい』とも言えます。様々な物を試してみて、最も自分の釣りにあったラインを追い求める作業も、試行錯誤の好きな人には楽しいと思いますね。

中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第12話 戻ります。

中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第14話 へ続きます.

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