オモリウキ考 25話

こんにちは

2018.04.29(日)

昨日破損して修理したフライロッドの様子を見るために、名古屋郊外の「TTI池」に釣行。

私のキャスティング自体がたいしたことないので、竿が15センチほど短くなっても影響は感じませんでした。

フライロッドがなんとか使えることが確認できたので、いつものブルーギル釣り。

あいかわらず型は小さいですがよく釣れます。

調子よく釣っていると後方から、

「おいっ! 危ないっ!」

と、ご年配の男性と思われる方の叫び声。

動きを止めて後を振り返りましたが、その男性は足を停めることなく歩き去って行きました。

私が振るフライロッドと空中に伸びるラインが、後ろを通る人に恐怖感をあたえたようです。

ここは池ですから、岸と平行にリトリーブしていますので、岸から沖に向かってキャスティングはしていません。

そもそもバックスペースがありませんので、そのようにしか投げられません。

右手でロッドを振っているので、右半身を池の水際に向けていますのでラインは岸沿いの水面上空を平行に飛行させています。

振っているフライロッドフもライラインも、池の周回路を歩く人には当たることはないと思います。

ですが、この池は外周が散歩道になっており、釣りとは関係ない人達が常に歩いています。

その人達は、たぶんフライフィッシングなんて釣り方を、普段見ることはないでしょう。

振り回しているラインが自分に向かって飛んでくるのでは…と思われるのも当然でしょうね。

自分にとっては日常となっているフライフィッシングとフライキャスティングですが、そのアクションは一般の人達にとってはかなり危険な行為にうつるという事実を認識させられた出来事でした。

自分も今年50歳になりますが、まだまだ周囲への配慮が足りませんね。

反省しますっ!(泣)

 

さて、オモリウキ考㉕です。

前回㉔では、自作フロートを一人の少年にあげたところまで書きました。

自作フロートすべてあげる…

私があげた自作フロートと毛鉤を使い、中学生らしき少年は次々とブルーギルを釣り上げていきます。

その少年と一緒にいたあと二人の少年達は、ギルを釣り上げる少年を見ているだけで、自分達の投げるルアーには何の反応もないようです。

自作フロートは4個製作しました。

そのうち1個は自宅に置いて来たので、今この池には先ほどあげたモノと合わせて3個あります。

私は自分の竿に付けていたフロートを毛鉤ごと外し、バックに入っていた残り1個のフロートとともに少年達にあげました。

毛鉤も持っていたモノを数個渡しました。

少年たちは凄く喜んでくれました。

フロートも毛鉤も、それほど凝った作りではありませんので惜しくはありませんでした。

そのあと、少年達の釣りを見ることもなく、その日私は帰宅しました。

自作フロートへの興味を失う…

自作フロートのテストための釣行は終わり、結果的に魚はたくさん釣れました。

ですが、私はその結果を今後どのように自分の釣りに活かせばよいのかが分かりませんでした。

以前、黒檀丸棒でウキを作って釣りをしたときは、その経験がその後に「フライフィッシング」をはじめるキッカケになりました。

ですが今回は、なにか物足りなさが残っています。

結果が出たにもかかわらず、全く満足感が得られません。

すでに、フライフィッシングをやっているし、フロート自体は市販品も数多く出回っていますので、値段さえ気にしなければお店で買えます。

今回のフロート製作に、あまりにも「手」がかかっていないことも、満足感が得られない大きな原因だとも思いました。

「自分はどうして今回、改めてフロートを製作する気になったのか?」

それはもちろん、先日のバスのエサ釣りオジさんが作ったフロートに触発されたのです。

ですがよく考えると、バスのオジさんがフロートを製作するのには「バス釣りのエサになるブルーギルを釣るため」というしっかりとした”理由”があったのでした。

なんだか今回…ものすごく無駄なことをしたような気にさえなってきました。

そんな具合なので、今回作ったフロートも前回の黒檀ウキと同じく、たった一回の製作をもって、釣行が終わりました。

オモリウキ考㉖へ続きます。

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