こんにちは。
テンフラロッド ショートのご紹介
上の写真のロッドは、テナガエビ竿を改造して製作した ”テンフラロッド ショート” です。
180センチのこの竿を中通し式のテンカラ竿に改造しています(詳しい改造内容は過去の記事 ”中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 1~” を御覧下さい)。
元々のテンフラロッドは、比較的に長め(3.6m以上)のオイカワ竿等をベースに製作しておりますが、今回紹介している竿はそれに比べるとかなり短いです。
今までのテンフラロッドと同じく、本来の穂先を取り除き、手元ブランクに中通しガイドを付けております。
ラインも今までと同じ、フライラインのシューティングシステムに使う、ランニングラインですが、この竿にはリールシートは付いていません。
リールを付ける代わりに、脱着式の仕掛け巻きに約10mのラインを巻いております。短い竿ですから、扱えるラインも少ないので、重量の嵩むリールは要らないという考えです。
ラインをブランク内に通して、極小マルカンを取り付けております。これは、ハリス交換を便利にする為ですが、ラインが竿の中に引き込まれてしまうのを防止する目的もあります。
リールを使わないので、かなり軽くなりますね。
テンフラロッド ショートは、超接近戦で最高の機能性を発揮!
このロッドの製作意図は、ズバリ ”超接近戦” での扱い易さです。上の写真のような岸際 わずか数m先にキャストして釣りたい時の為に製作しました。
フライフィッシングで言う、フライラインを極力出さない至近距離での ”リーダーフィッシング” を行いやすくする為のロッドですね。
このような場所には、バスやギルも結構な割合で居着いております。
では、なぜ? わざわざ中通しの竿を作る意味があるのかと言いますと、ラインをストリッピング(手で引っ張り込む操作)してフライを動かしたいからです。
通常のテンカラ竿や小物のべ竿は、釣りの最中にラインの長さを変えることができません。フライを動かすには、竿を持ち上げるなどの操作しかでません。
そして、掛かった魚を寄せる場合でも、ラインをストリッピングできるととても便利だからです。
この竿はついては、次回のブログでも取り上げたいと思います。
中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第7話 戻ります。