中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第5話 (オイカワ編②)

こんにちは。

2019年6月9日(日)

久しぶりに、”テンフラロッド”での釣りをしました。

場所は名古屋市内を流れる、家の近所のARK川。

以前はテラピア釣りで、毎日のように行っていましたが最近はごぶさたしていました。

暑くなってきて、川一面にウィードが茂っていました。

今後はギルやテラピア、バスの釣りが楽しみです!

通りがかりにオイカワのライズに遭遇!

実は、今回は釣りの予定ではありませんでした。

用が有って外出の途中、少し時間がズレたので時間つぶしの為に川を見学するだけのつもりでしたが…。

水面を覗き込むと、”パシャッ、ピシャッ”と、明らかにオイカワのモノと思われる無数のライズに遭遇!

ライズを見てしまった以上、もぅ、居ても立ってもいられませんっ!(笑)

用の途中でしたが、”少しだけ…”という気持ちで竿をだしました。

久しぶに、この川でのセコ釣りのために、ハエ竿を中通しに改造した”テンフラロッド”の出番です。

もともとが、ハエ=オイカワ用の竿ですので、この魚の釣りが一番ピッタリ合う気がします。

ラインは極細のフライラインです。

フライラインフィッシングをされない方には分かりにくいと思いますが、シューティングというラインシステムに使う、”ランニングライン”と呼ばれるものか、極低番手のWTフライラインです。

river peak(リバーピーク) フライライン ランニングライン フローティング B00NM50EAG

 

私は贅沢ですが、リオ社のクリーク#0番を使っています。

できるだけ直径の細いフライラインが、テンフラロッドには使いやすいです。

この辺のノウハウは、テンカラ釣りをされている方のブログなどのほうが、詳しく書いてある事が多いです。

”吉田毛針さん”のブログ記事へのリンクを貼らせていただきます。

あらためてテンカラライン考

http://yoshidakebari.jugem.jp/?eid=652

毛針は簡単でもフックの選択は重要!

使用するのは、こんなに簡単は毛針です。かなり小さいですが、誰にでも巻けます。

がまかつのフライフックR17-3FT#24番にタイイングしています。

このフライの事を以前釣り場で聞かれた事がありますが、ただ小さな(超極小)ビーズをヘッドに、オレンジのフェザントテイルをボディに巻いてあるだけです。

実際はフックにスレッドだけ巻いたフライでも釣れると思います。大事なのはフックの選択だけでしょう。

私は、オイカワ釣りにはこのフックに絶大な信頼をおいています。

小さな魚でもちゃんとフッキングします。

魚のサイズが小さいとそれに比例して魚の重量も軽いので、フックの貫通性能が良くないと魚にフックポイント(針先)が刺さりません。

ホントは、ブルーギルやメバル釣りにも使いたいのですが…。

なにせ…¥値段が…(泣)

がまかつさん、せめて20本入りにするか、もう少し値段を下げられないでしょうかね…。

14本入りで定価¥500-は、低所得者にはキツイものがあります。

「がまかつ R17」の画像検索結果

インジケーターを使わないルースニングの釣り。

釣り方は至って簡単でシンプルなものです。

この極小毛針をテンフラロッドでキャスティング。

ラインを手で手繰り寄せてリトリーブしながら、フライラインの先端の動きを見ながらアタリを判断します。

インジケーター(ウキ・目印)を使わなくても、バイトがあればフライラインの先端に変化が表れます。

 

オイカワは動きの速い魚なので、毛針を咥えた後の走りも速いです。

ですから、小さな魚にもかかわらず、非常にハッキリとしたアタリが出ます。

バイトがあるとフライラインの先端が、”ピクピクッ! ツンツンッ!”と反応します。

この、フライラインの先端を見てオイカワのアタリを察知してアワセるのが、実際やってみると凄くオモシロイのです!

オイカワのアタリは数多くありますが、なかなかフッキングしないので熱くなります(笑)

オイカワのフライフィッシングについて。

オイカワの姿さえ確認できれば、根気よく釣りを続けていれば、このテンフラロッドを使いほぼ間違いなく釣れますね。

投げ竿にオモリウキ装着したフロートリグや、通常のフライタックルを使ってでも同じ結果だと思います。

オイカワ釣りのポイントは、”なるべく遠くから釣る”ということですね。

川の対岸を狙えるタックルを用意する事が大事です。

この日は、用の途中ということもあり、後ろ髪を引かれる思いで、オイカワ2匹だけで釣り終了。

オイカワの釣りについては、何度もこのブログ内では書いています通り、”フライの雑誌”では、かなり以前から盛り上がっています。

そしてとうとう先日、こんな単行本まで出版されました。

もちろんっ!私も購入しましたよっ(笑)

こう言う、トンガッた書籍は大好きですっ! …って言うか、趣味・道楽って言うのは本来トンガッてるのが当たり前です。

自分が楽しいと思える事は、決して他人も楽しいとは限りません。

ですが、残念な事に情報過多&SNS至上主義な現代においては、自分が楽しいという実感をおざなりにして、”承認欲求”というモノの方へ価値がシフトしています。

分かりにくい事を書いてしまいましたが、簡単に言えば、

「他人に認めてもらえなければ、それは自分にとっても価値がない…」

と思い込んでしまう人が、大多数になってしまったという事です。

単純な例えだと、自分が美味しいと思う飲食店(ラーメンとか)でも、世間の評価が低ければ、”自分は美味しいと思う”という意見を発言すべきではないと思い込んでいるみたいなものです。

もっと言えば、”他人に認めてもらえる事をあえて選択する”という行為を、自身の趣味や道楽にまで適応させてしまう人が多いです。

オイカワなんて小さな魚は、いくらたくさん釣ったところで、他人(世間)の評価なんて得られません。

ですから、釣ってる本人が満足ならそれで充分です。ブルーギルも同じです。

オイカワやブルーギル釣りは、身近で楽しい貴重な釣り!

フライの雑誌の単行本には、「身近で楽しい!オイカワ・カワムツ…」とありますが、ホントに身近で楽しいですっ! この、”身近”ってところがとても大事です!

もちろん、わざわざ遠くに行って釣りをするのも結構です。車の運転が好きな方ならドライブにもなりますしね。

ですが、遠征する事自体は釣りの本質とは全く関係ありません。ただの移動ですので。

あくまで移動は移動で仕方ない作業ですので、身近で釣りができるのなら、それにこしたことは無いと私は思います。

釣具も、管理釣り場のトラウトやアジ・メバルのルアーフィッシングに使うルアータックルを流用してオイカワを釣ることは可能です。

このように、実はオイカワやブルーギルは釣り人にとって、身近で楽しめる本当に貴重な魚なのです。

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