オモリウキ考 18話

こんにちは

2018.04.22(日) 

前日・前々日と小バスをねらって釣行しましたが…結果的にブルーギルだけに遊んでもらいました。

今回は少し足をのばして三重県の野池「TSG池」に行ってきました。

大小さまざまなサイズのバスが泳いでいますが…。

フライフィッシングで釣りやすいのは、やはりこのサイズです。

表層を群れで回遊しているのを、サイトで確認してキャスティング。

普段から大勢のルアーマンの投げるルアーに警戒しているのか、バイトはするものの、喰いが浅くなかなかフッキングしませんでした。

ようやく、目の前まで追ってきたフライを「モグモグ」した瞬間にアワセを入れて、なんとか最初の1匹をゲット。

この後に同じくらいのサイズを数匹追加しましたが、正直もう少し釣れて欲しいですね(泣)。

さて、オモリウキ考⑱です。

前回⑰では、高校生ルアーマン二人の小バス釣りを書きました。

ある池でのエサ釣り

おさない兄弟や高校生のルアーマン達に、ルアーに毛鉤をつけて魚を釣らせてから数年が過ぎた頃でした。

私はあいかわらず家の近くのフィールドでフライフィッシングを楽しんでいました。

昔よりも人は減ったとはいえ、ルアーフィッシングでブラックスバスを狙う人は、どこの川や池にもたくさんいます。

ある週末の日のことです。私は郊外のある池にいつものように魚を釣りに出かえました。

その池に通いだしたのは、知り合いのフライマンから「小バスがよく釣れる」との情報を聞いてからです。

確かに定期的に小バスの群れが回遊してきますので、それの群れを狙ってフライ(毛鉤)を投げると元気な小バスがよく釣れました。

しかし、それに輪を掛けて、大型ブルーギルの魚影が濃く両方の魚を釣って楽しむことができました。

もちろん、小バスが多いということはその親となる「大型のブラックバス」もたくさいますので、それを狙うルアーマンもたくさん来ています。

ですが、私が池で釣りをする時間帯が悪いせいか、ルアーマンがブラックバスを釣り上げるのを目撃するのは稀でした。

(後から聞いた話では、ここの常連ルアーマン達は大型バスは夜釣りで釣るそうです)

いつものように、私は池を周りながらギルと小バスを釣り歩いていました。

すると、年配のオジさんが大型ウキを使った投げ釣りをしていました。

多分この池にもたくさんいる「鯉」を狙っているのだと思いました。

私も鯉はフライフィッシングで釣って楽しんでいますが、この池のような止水ではなく川の流れに毛鉤を流した釣り方です。

鯉のエサ釣りは、「吸込み釣り」とよばれる練りエサをダンゴした中に数本もの釣鉤を埋め込んだ釣り方を、かなり前に友人として以来やっていませんでした。

池に浮かぶウキをながめての釣りも、「ノンびりして良いなぁ…」と思いながら、私はしばらくそのオジさんの釣りを見ていました。

太い投げ竿に、遠目からでも分かる太い釣り糸と大きなウキを使ってのダイナミックな釣りです。

何もかもが細かい自分のやっている釣りとは正反対ですが、「魚を釣っている」ことには変わりはないです。

そんなことを考えながら見ていると、オジさんはリールを巻き上げながら大きく竿をアオってアワセを入れています。

私は見逃しましたが、ウキに反応があり魚が掛かったのです。

オモリウキ考 ⑲ へ続きます。

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