フライタイイング 第4話 コバス爆釣!マックポッパーの製作

こんにちは。

2020年9月3日(木)

個人的に、最近とてもハマっている ”フライフィッシングでバス釣り” なのですが、そのなかでも ”ポッパーフライ” での釣りが大変オモシロイですね!!

先日このフライを使い、夕方 暗くなる前からはじめて暗くなるまでに、20匹くらいのコバスを釣りました。

本来 フライフィッシングで使用するポッパーはサイズが大きくて、#7番以上の高番手のフライタックルでキャスティングするのが一般的です。

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ですが、私が普段フライフィッシングで釣っているのは、いわゆる ”コバス” と呼ばれている小型サイズですので、一般的なバスフライでは大き過ぎます。

そこで、コバス狙いの小さなサイズのポッパーを製作しています。

以前にもブログで少し紹介したのですが、釣り場で興味を示して下さる方が多いので、簡単に作り方の記事にしようと思いました。

マックポッパーは、フライフィッシングでのブラックバス釣りでは有名な ”車田フィッシング” さんの製作方法を参考にしています。

マクドナルドのストローじゃなきゃダメな理由とは…?

メインとなるカップの材料に使っているのは、”マクドナルドのストロー” です。ですから、このブログ内では、「マックポッパー」と呼びます。

マックシェイクのストローに隠された秘密

食べ物の雑学】マックシェイクのストローに隠された秘密 | GakuSha

マックのストローは独自のサイズのようです。ストローの太さまで売上を追求して決められているとは…。さすが世界のマクドナルドですね。

上の画像はシェイクですが、私は普通のアイスコーヒーで貰えるストローを使っています。シェイクとドリンクではストローが違うかは、シェイクを注文した事が無いので分かりません。

(追記:後日 シェイクを注文してストローを比べてみましたが、アイスドリンクもシェイクも同じストローでした)

マクドナルドのストローを利用した「ポッパーフライ」は、人気YouTuberの”車田フィッシング”さんも過去に動画でご紹介されております。

「なぜこのマックのストローを使ってるんですか?」

と、釣り場では聞かれる事があるのですが、基本的に釣りの現場では詳しく説明している時間がもったいないので、「廃物利用です」とか「ウケ狙いです」とか適当に応えていますが、本当の理由は、

「市販の最小サイズのバックアップ材とのマッチングが丁度良いっ!」からなのです。

車田氏は、フロート材(浮力材)として ”EVAシート” を整形して使用していますが、私は整形が面倒なので市販されている ”バックアップ材” をそのままカットして使いたいのです(←横着者)。

このバックアップ材は、ホームセンターなら全国どこでも安価で入手できるのですが、直径の最小サイズはどこの商品でも ”Φ6mm” です。

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もっと直径が小さいバックアップ材が簡単に入手できれば、ブルーギル用などのさらに小さいポッパーも作ってみたいのですが…。

 

フライショップに行けば、”フォーム材” という名称でカラーやサイズが豊富に揃いますが…なんせ¥高いですので…(泣)

(たくさんの量が安価に購入できるという理由だけで、ホームセンターの建築コーナーで売っている ”バックアップ材” を使っていますので、製作予算に余裕があるかたは、フライショップでフォーム材を購入して下さい。カラーも選べます)。

この ”最小サイズΦ6mmのバックアップ材” とピッタリとマッチングするのが、”マクドナルドのストロー” なのです。

ストローなど、100円ショップに行けばいくらでも種類もカラーも売っているのですが、Φ6mmのバックアップ材にマッチするものが、意外と見つからないのです。

Φ6mm表示のストローだとΦ6mmのバックアップ材は入りませんし、Φ8mm表示のストローだとブカブカなのです。Φ7mm表示のストローは規格が無いのか、ほとんど売られていません。

小さなポッパーを、バックアップ材とストローを材料にして簡単で¥安価に作るなら、”マクドナルドのストローを使うしか、他に方法が無い” のです。

マックポッパー製作方法

私が使用しているフックは、”ハヤブサ製メバル白10号” です。

メバル用の針は軸径が細いので、浮かせたいフライを作る時には重宝します。

釣具屋さんのバラ針のコーナーに行けば、たくさんのメバル用針が売っていますので、入手には困らないと思います。安いですしね。

注意するのは、できるだけエビ餌用とかの細軸の針を使わないと、完成したポッパーが沈んでしまいます。

「餌釣り用の針には糸を結ぶアイ(穴)が無いから、フライフックに流用するのは抵抗がある……」

と考える方も多いと思いますが、その場合は多少割高かもしれませんが、バス釣り用の ”ワームフック” を流用してもいいですね。

バス釣り用のフックを流用する際にも、「フィネス・ファイン・ライト」といった表記のある、いわゆるシャンク径の細いものを使用することをオススメします。

私が餌釣り用の針を使うのには、実はもう一つ非常に大きな理由があります。

私のような50歳過ぎたオジサン(オバサンも)なら、ほぼ例外無く誰もが  ”老眼” になっていて目の前の小さな物は見にくいでしょう。

餌釣り用の針を使うなら ”根付” と呼ばれる、ループを針のチモトに付ける作業をします。

ループの材料は何でもよいのですが、私はフライリールの下巻きに使う、「バッキングライン」(の残り)を使っています。

このループは任意で大きさが決めれますから、大きめに根付することで、ハリスがとても結びやすくなります。

ポッパーを使う釣りは、晴天の真っ昼間よりは曇りやマズメ時などの、”光量が少ない時” がほどんどでしょうから、ハリスが結びやすいというメリットは大きいのです。

根付をしたフックに、カットしたマクドナルドのストローを通しスレッドをタスキ掛けして固定します。

長めにカットしたバックアップ材とストロー内に ”セメダインスーパーX” を少量塗り、後ろから挿入します。

ストローの入り口から、少しだけ奥に位置するようにバックアップ材を入れます。この空間がポッパー独特のポップ音の源ですので、どれくらいにするかはイロイロ試してみて決めます。

まぁ、隙間の目安としては2mm前後が適当だと思います。

接着剤材を使用しますが、ストローとバックアップ材は接着剤では ”完全にくっつきません”

あくまで、ストローとバックアップ剤の隙間を埋める程度と考えています。

接着材が乾いてから、余分のバックアップ材をハサミでカットしますが、多少斜めにストローと一緒にカットすると、よりポッパーらしいです。

余分のバックアップ材をカットしたら、テールに適当に好きなマテリアルを付けると完成します。

上の画像のポッパーには、テールに ”マラブー” を付けました。

 

ちなみに、フライショップに行かなくても手芸店でも ”マラブー” は売っています。手芸店では ”マラボー” と呼ばれています。

注意としては、先ほども書いたようにストローとバックアップ材は接着剤で完全にはくっつきませんので、最後に取り付けたテールがバックアップ材の ”抜け止めストッパー” となります。

大まかに説明しましたが、各個人が作られる時は好みで ”アイ(目玉)” をマジックで書いたり、”レッグ(足)” をラバースカートで取り付けたりしてください。

カピバラFF釣行記 わたしのポッパー♪

わたしのポッパー♪ - カピバラFF釣行記

「マックポッパーは、赤と黄のラインがマクドナルドのストロー丸出しで貧乏臭い…」

と感じる方は、カップ全体をお好きなカラーに、マジックで着色してみてはいかがでしょうか?

使用フックのバリエーション

ちなみに、「餌釣り用のフックは根付作業が面倒臭いし、バス用ワームフックはコスパが悪い…アイも小さいっ!」という方は、メバル用ワームフック、”フロートリガー#6番” ”スプリットショッター#6番” を使用すると良いと思います。

カルティバ フロートリガー MH-12

オーナー カルティバ スプリットショッター MH-11

これらのフックもアイが大きいので、私のような老眼中年の強い味方です。¥安いですしねっ!

上の画像は、フロートリガー#6番で製作したマックポッパーです。マクドナルドのストローとはベストバランスです。

はじめてバス用のポッパーを作る方や、たくさん量産したい方にはオススメです。材料さえ用意してしまえば、アッという間に完成します。

#6番よりも小さいフックで作る事もできますが、ボディの大きさとのバランスが悪くなりフッキング性能は落ちます。

”フロートリガー””スプリットショッター” も、”安くて細くてアイが大きい” と、三拍子揃った優秀なフックなのですが…在庫している釣具店が少なくとても残念です(泣)

まぁ、こんなフックを店に置いてたら「儲からなくなる…」のは分かるんですが。

バスバギング入門用にぜひっ!!

チャートリュースポッパー

上は、バスバギング(フライフィッシングでのバス釣り)で有名な ”大田 政宏さんのホームページ” です。

すごく充実した内容で、”本格的な大人の道楽” を感じさせる風格が漂うサイトです。私のような適当な釣りしかできない半端者フライマンには、永遠に届かない境地です(泣)

車田氏や大田氏のバス釣りに比べたら、私のバス釣りなどブルーギル釣りの延長にしかすぎないのかもしれませんが、「フライフィッシングの入門者に参考になる記事が書けたらいいなぁ…」とは、いつも思っています。

私は#5番のフライタックルで この小さなお手軽ポッパーを使っていますが、小さいので渓流用の#3・4番でもキャストできると思います。

「フライのポッパーのバス釣りはオモシロそうだけど、渓流用の低番手のフライタックルしか持っていない…わざわざ高番手のタックルを揃えるのはどうも…」というフライマンの方も試してみる価値はあります。

題名に「…コバス爆釣…」としましたが、私が普段大物を狙っていないだけで、良型(私的に)のバスもこの小さなポッパーで釣れています。

と、言うか…今の時代、ルアーマンに散々攻めれているブラックバスを、トップウォーターで釣りたいなんて思うなら、これくらい小さなポッパーじゃないと どこの釣り場でも無理な気もしますが…(汗)

簡単に作れて製作時間も費用もほとんど掛かりませんので、フライタックルをお持ちの方は、ぜひ一度作ってみてご近所の池でコバス釣りを楽しんで欲しいですねっ!

ルアーフィッシングのバス釣り入門者にはフロートリグでキャストっ!!

フライタックルをお持ちで無いかたでも、当方が販売している ”オモリウキ” のようなフロートリグを使えば、普通の投げ竿やルアータックルで使えます。

水面を踊らせたポッパーに、バスが襲いかかるのを見ながら釣るのは、相手がコバスでもかなり楽しいですよ~♪

以上 ”マックポッパー” の製作方法をご紹介しました。

フライタイイング 初話へ戻ります。

フライタイイング 第3話へ戻ります。

フライタイイング 第5話へ続きます。

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