中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 3話

こんにちは。

2019.01.16(水)

中通しセコ釣り竿! テンフラロッドのご紹介の第3話です。

”前回2話”では、この竿の製作にあたっての説明と注意点、パーツの調達について書かせてもらいました。

画像に写っている竿は、釣具リサイクルコーナーのいわゆる、”ジャンクコーナー”で、非常に安価(¥800ー)で入手したものをベースに、”テンフラロッド”に仕上げています。

釣具リサイクルのジャンクコーナーで扱われているような竿は、だいたいは、”穂先(ロッドティップ)”が破損している事が多いのですが、テンフラロッドはラインを中通しするために、穂先は取り除きますので全く問題ありません。

製作するにあたっては、前回2話に詳しく書きましたので割愛しますが、中通しトップガイド・中通し手元ガイド・リールシートの3点のパーツを取り付けるだけですので、費用も作成時間もたいして掛かりません。

興味がある方は、釣具リサイクルコーナーなどで、振り出し式の延べ竿が安価で売られていましたら、ぜひ一度作ってみて下さい。

テンフラロッドは、テンカラ竿とフライロッドの中間的存在です。

テンカラ竿のようにラインの長さは固定されていませんが、フライロッドのようにラインをシュート(投射)することはできません。

通所のテンカラ竿では届かないけど、フライタックルまでは要らないという時に使っています。

通常は、毛鉤(フライ)や極小ワームなどの、小さい(セコい?)ものを投げる竿です。

セコ釣りワームのチョットした使い方の工夫

今回の画像に写っているテラピアも昨日、全てテンフラロッドで1インチ以下のワームをキャスティングして釣りました。

上の画像のテラピアの口元をよくご覧ください。

このブログで過去に何回か紹介した、”ヤリエ・アーミーベイト”という小さなワームが写っています。

そして、良く見るとそのワームの頭の部分には、何やら金属製のパーツが付いています…。

実はこれ、ハンドメイドルアー用の、”カップワッシャー”というパーツなのです。

フックにワームを取り付ける前に、このカップワッシャーを入れています。

カップワッシャーに開いている穴が結構大きいので、アイの大きなフックを使わないと止まりません。

私は、”カルティバ・フロートリガー”を使っていますが、トラウトのスプーンやミノーに使うシングルフックもアイが大きいので使えます。

アイが大きいフックは、私のような老眼釣り人や夜釣りをする方には大変便利ですが、このように何かパーツを取り付けるのにも役立ちます。

実はフライに使い出したのがはじまりでした…。

実はこのカップワッシャー、もともとはブラックバスや雷魚を釣るフライ(毛鉤)に使いだしたのがはじまりでした。

このカップワッシャーがリトリーブで水の抵抗を受け、強い波動を発生します。

ルアーに比べ、存在感の小さなフライのアピール力を増す為に使いだしたのですが、釣り場の状況ではかなりの効果があります。

ある三重県の野池では、”オモリウキ”とこのフライで、ブラックバスを爆釣したこともあります。

そのときに、地元のルアーマンのご年配の方から、

「いったいどんなモノを使っているのですか?」

と尋ねられた事がありました。

正直申しまして、教えたくはありませんでしたね(教えましたが…)。

カップワッシャー使用にあたっての注意。

カップワッシャーをフックに装着ためには、先に記したようにアイの大きなフックを用意しないと抜けてしまい使えません。

大きめなフライに使うなら、トラウト用のフックが良いと思います。

そして、これが一番大事なのですが、カップワッシャーの重量で、ワームなどがフックから非常にズレやすくなります。

「瞬間接着剤」の画像検索結果

ですので、釣行前にワームとフックを瞬間接着剤で止めて置く必要があります。

多少手間は掛かりますが、アピール力は格段と増す方法ですので、気になった方は試してみて下さい。

中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第2話 戻ります。

中通しセコ釣り竿! テンフラロッド釣行記 第4話 へ続きます。

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