フライフィッシングをはじめてみませんかぁ~♪ 5話

こんにちは。

2018.12.17(月)

上の画像は、いつもの名古屋市内のARK川で釣った、”テラピア”です。

寒くなった最近は、温排水が流れているおかげで生き延びている、この川のテラピア釣りが、”日課”のようになっています(笑)

写真のテラピアの口元をよくご覧ください。

この魚を釣るのに使ったフライ(毛鉤)は、トリプルフックにタイイングした、”ストリーマー”と呼ばれている小魚(ミノー)を模したタイプです。

そして、タイイングに使ったトリプルフックは、”鮎の友釣りに使う3本錨鉤”なのです。

対ブラックスバス用、”鮎掛け毛鉤”!

実は、この鮎の掛け鉤を使ったフライはこの川の、”ブラックスバス”を釣るためにタイイングしたものなのです。

少し前までは、”極小ワーム類”で、よく釣れたブラックバスですが、寒くなった最近はなかなか釣りにくくなっています。

フライを口元に、そ~っと近づけると、多少喰い気のある個体が、スーッと寄って来て吸い込み、金魚のようにパクパクと口を動かしフライを確認しだします。

そして、エサではない事が分かると、アットいう間に吐き出して泳ぎ去って行きます。

この、口に含んでパクパクやっている瞬間にアワセを入れるのですが、なかなかフッキングしません。

単にフックのサイズが小さいだけなのかと思い、大きめのフックにタイイングしてみると、今度はなかなか喰ってくれません。

以前、流れのある川で、フライフィッシングでバスを釣っていた時に、”トリプルフック”にタイイングしたフライが調子が良かったので、久々に巻いてみようかと釣具屋さんでフックを物色していると…。

メガバス(Megabass) トリプルフック 鬼手仏針

なにやら、物々しいネーミングの怪しい雰囲気が漂うフックを見つけました。

”鬼手仏針” って…なんか怖いんですが。

このフック、軸が細い針先が内側に大きくカーブしています。

私の第一印象は、子供の頃に名古屋港でボラを引っ掛け釣りした、”ボラ掛けバリ”でした。

もりげんボラ掛3本パック45号PR810

ボラ掛けのフックのサイズを小さくすると、”メガバス鬼手仏針フック”みたいです。

そして、もう一つ私の頭の中に浮かんだのが、”鮎の掛け鉤”でした。

「鮎の掛け鉤にタイイングしてフライを作ってみようかなぁ?」

未だかつて、自分が扱った事のないカテゴリーのアイテムに、チョット興味が出てきました。

鮎の掛け鉤初購入!

トリプルフックの物色に訪れていた釣具屋さんは、”釣具のデパート・マルハン”でした。

以前このブログの中の、”超極小ワーム YAMASHITAワームバケでの釣り! 4話”で、フライフックの購入先として紹介したお店です。

鮎の掛け鉤を探し、さっそく普段はあまり足を向けない、”鮎・渓流コーナー”に行ってみました。

さすがに、たくさんの掛け鉤があります。ですが…私は鮎釣りにはまったくの門外漢です。

トリプルフックのみだと思っていた掛け鉤ですが、ナンとっ!鉤が 4本のモノもありましたっ!

「鮎 4本錨」の画像検索結果

鮎掛け鉤…、とにかく種類が多すぎて、門外漢の私には何が何やら…。

鮎釣りの知識の無い私が、鮎コーナーの鉤の前でウロウロしているのを見かねたのか、お店のスタッフの方が声を掛けてくれました。

このお店の社長、江本さんでした。

サイズの小さな鮎の掛け鉤、”5号3本錨”を無事に購入することができ、”鮎友釣りの冊子”までいただきました。

鮎釣りのお話もうかがい、とても勉強になりました。

江本社長、どうもありがとうございました。

鮎掛け錨鉤のルアーへの応用

鮎の掛け鉤で巻いた、”鮎掛けフライ”では、本来の目的であるブラックバスは、まだ手にしていません。

バスも数回のバイトがありましたが、上手くフッキングが決まらずに釣り逃しています。

フックのサイズがまだ小さいのかもしれません。

今回、はじめて鮎の掛け鉤を購入してタイイングしたのですが、ハリスを結ぶいわゆる、”アイ”が存在しないことを知りました。

フライリールに巻く下巻きラインである、黒いバッキングラインが余っていたので、最初にそれでアイを作ってからタイイングしました。

タイイングしていて思いましたが、

「このフック、小型でも口の大きい魚、小バスやセイゴをルアーで釣る時に、かなり調子いいのでは…」

もちろん、メガバスの鬼手仏針の存在が効果を証明しているのですが、実際にタイイング中に何度も指に針先が刺さるのを経験すると、身をもって感じずにはいられませんね(笑)

小型の魚は重量が軽いので、釣り人のアワセのアクションを入れても、針先が貫通せずに魚が手前に寄るだけ、という事が発生しやすいです。

(参考記事:F氏とのブルーギル釣り 14話)

ですから、小さな魚ほど、”フックの刺さり具合=釣果”なのは誰もが認めていると思います。

アイを取り付けるには、”根付”といわれる作業が必要なのですが、セイゴなどを小型のルアーで狙っている方は、試してみるとオモシロイと思いますよ。

フライフィッシングをはじめてみませんかぁ~♪ 4話 へ戻ります。

フライフィッシングをはじめてみませんかぁ~♪ 6話 へ続きます。

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