こんにちは。
2024年1月2日(火)
「最終学歴=中学卒」の魚釣りオジサンの私(55歳)が、独学で「数学検定:準1級」に合格するまでの記録です。
前回 10話では、現役学生御用達の試験技「合法カンニング」の事を書きました。
和田式要領勉強術「数学は暗記だ!」。
受験の為に数学を学習された事のある方なら、必ず一度は聞いたことがある言葉があります。
「数学は暗記だ!」
以前より、東大卒の精神科医「和田和樹先生」が主張しています。
数学を「暗記科目」という目で見るのは抵抗がある人も多いと思います。
ですが、そのような認識で学習を行い、数学の成績が伸びる方も多いのも事実でしょう。
私自身も検定の過去問を繰り返し解く事により、検定の点数が徐々に上がりました。
これって「解法暗記」に他ならないと言えます。
過去問こそ受験には最高のテキスト。
上の画像は実際に受験した数学検定の、問題用紙と解答用紙をA5サイズにコピーしてまとめた物です。
どのような試験でも「過去問題」こそ、最高のテキストなのかもしれません。
現在は検定問題の実物も「メルカリ」などの個人販売を利用すれば入手できますので、各種検定を受験予定の方は探してみるといいでしょうね。
数学検定:準1級に合格。数検1級は?
一番最初に数学検定:準1級を受験してから、合格するまでに約2年半かかりました。
本当に多くの時間と費用(テキスト代・検定代)を消費しました。
「もちろん数検1級にも挑戦するんでしょっ?」
と、周りからは言われますが…現時点では何とも言えませんね(汗)
どんな検定でも受験した経験がある方なら「1級」というのは、誰もが憧れる最上級です。私も欲しくないワケありません。
ですが、それを実現させるには、並外れた相当な努力が必要です。
上の動画の方は、英語検定1級に69歳で合格された「磯田康雄氏」です。とても「良いお顔と声」をされている方だと思います。
「数検1級合格」を看板にする「教育系YouTuber」は今はたくさん居ますが、磯田氏からは「本物感」が漂っていると感じます。
なにより「本物感」を感じさせるのが下の動画類です。
自身が「英語YouTuber」にも関わらず、それを批判するとはっ! なんと言っても無料で「英語塾」を開講されている稀な方です。
「英語検定」ですが、やはり一級に合格するには、物凄い量の学習時間をこなしています。
…果たして…そんな事が私にもできるのか…?
「準1級」にさえ、初挑戦から合格に2年半もかかったのです。私が「数学検定1級」に合格したいなら、最低でも今から「10年」くらいの受験期間を過ごさなければ無理だと思います。
それでさえ、合格できる保証など何処にも無いのですが。
無責任に「夢を語る」事の罪。
世の中には「達成困難」な大変な事を「私の夢ですっ!」と、何の躊躇もなく平気で語る方がたくさんいます。誰も聞いて無いのに…。
特に「夜の飲み会」の席などでは、酔っ払ったサラリーマン上司が部下を相手に、
「俺の夢はぁ…いつか会社を辞めてぇ…家族で田舎に移住してぇ…無農薬野菜のぉ…」
などと、何処からか刷り込まれた「お馴染みな夢」を語るシーンは日本中どこでも見受けられます。
他にも社会人になって、私よりも年上の方達から、
「いつか声優になりたい…」「いつか英語の同時通訳になりたい…」「いつか外国で羊の牧場を経営したい…」「いつか芸能プロダダクションをはじめたい…」「いつか就職コンサルタントをはじめたい…」「いつか大昔の名車を復活させて所有したい…」
…等、数々の「夢」を直接聞いた経験があります。あくまでも社会人になった私よりも「歳上の方々」です。子供ではありません。
もちろん、誰が何を語ろうがその方の自由ですから、他人の私からは「そうなんですねぇー。頑張って下さいねぇー。」としか言えません(歳上ですし…)。
ですが、私の心の中の本音は「できなかったらどう責任取るつもり?」「子供じゃあるまいし、できなかったじゃ済まされないよ…」といつも思っていました。
夢を語られた相手というのは、いくらそれが「荒唐無稽な内容」だと頭では分かっていても、心では多少ながらでも「期待」をするのです。
実際、語った夢が叶った者は、私の知る限り1人もいません。
『MOROHA『tomorrow』Official Music Video』
上の動画の中の曲「モロハ:トゥモロー」では、夢が叶わなかった自分の人生に向かい「どのツラ下げて何処へ向かうの…結果的には嘘付きじゃねぇの…」と自虐的に歌い上げております。
大人が簡単に「夢」など人に語るもんじゃないのです。どうしても人に語りたいのなら、それなりの「強い覚悟とそれを維持する気力」が不可欠です。
先に紹介した69歳で英検1級合格の「磯田氏」のように、そんな気力を長い期間持続し、学習を続けている「人生の先輩達」がみえます。
私の数検準1級合格の「心の支え」になった方達です。
そんな方達のお話を、次回 最終話でしたいと思います。
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