こんにちは!
2019.08.29(木)
雨の日が続いていましたが、本日は久しぶりに晴れ。
名古屋市千種区”NGH池”に、フライフィッシングでバス釣りに行って来ました。
この池は、去年の夏の連日40度近い凄まじい暑さの中で釣りをした記憶があります。
ヘラブナ釣りがメインの池なので、たくさんのヘラ師の方が釣り座を作っています。
そのヘラ師の合間に、夏休み終了間近の子供達がルアーロッドでバスを狙ったり、のべ竿でブルーギルを釣ったりしています。
私がフライフィッシングをしたいポイントにも、ヘラ師やルアーマンの先行者がいます。
「今日はダメかもしれない…」
釣りをはじめる前から、すでに諦めムード…泣き。
まぁ、せっかく来たのだからとりあえず、先行者の邪魔をしないように、”遠慮がち”に、始めることにしました。
小さな毛鉤で地味にスタート
先行者のヘラ師の隣で、かなり小さな毛鉤を使い足元をサイトで狙います。
フライタックルを使っていますが、やってることは”テンカラ”ですね。キャスティングしていません。
水面直下を毛鉤を引いていると、深場から魚が浮上してきてます。
小さいですが、バスやギルがボチボチ飽きない程度に釣れてくれます。
とりあえず、釣れますのでコレはコレで楽しいです。
ある程度釣ったら場所を移動しながら、先行者のヘラ師や子供達の合間で釣り続けます。
フライキャスティングで釣り開始!
夕方が近づくにつれ、午前中から釣っていたヘラ師のご年配方が、ポツリポツリと帰路に着き始めます。
ルアーのバス釣り少年やギル釣りのちびっ子達も、少しずつ帰って行きます。
フライフィッシングでのキャスティングは、ルアーフィッシングとは違い投げたい方向と逆(後ろ)にもキャスティングが必要ですので、ある程度のスペースが無いとできません。
人が減って釣り場にスペースが増えてくれば、キャスティングができます。
人が減ってスペースが空いた分だけ、フライリールからフライラインを引き出しキャスティング。
着水したフライで水面直下をリトリーブしていると、
「パシャッ!」
小さなバスとギルが、次々と水中から急浮上してフライを捕食します。
やはり、ある程度の距離をキャスティングしたほうが、魚の喰いが良いです。
そして至福の時がやって来ましたっ!
キャスティングで釣っていくにつれ、魚達の活性がドンドンを上がっていきます。
水面にフライが落ちた瞬間に喰ってきたり、リトリーブしたフライを数匹で追ってきたり…。
この状況になれば、フライマンがとる行動はたった一つっ!!
そうっ! ドライフライを使った”トップウォーター”での釣りっ。これしかありませんねっ!
早速ドライフライに交換。
私がこの状況で最初に使うフライと言えば、やはりコレです。
ドライフライ一投目から、フライが着水した直後に水面が割れました。
思惑通り、ドライフライでのトップウォーターの釣りで調子良く釣れ続けます。
水面に浮かんだフライ目がけて、水しぶきをあげて小バスやギルが次々に襲いかかってきますっ! 型は小さいですが興奮します。
トップの釣りはホントに楽しいですねぇ~♪
意外ですが、ルアーマンでこの楽しい釣りを楽しんでみえる方は、かなり少ないようです。
いつからなのか、”カテゴリー”というか、”ジャンル”というか、ルアーフィッシングの中ではトップウォーターの釣りは扱いが違うみたいな雰囲気です。
ルアーフィッシングでトップウォーターの釣りをされる方を、”トッパー”などと呼んだりするみたいです。
フライフィッシングでは、むしろ水面に浮かべるドライフライの方が一般的で、あえて水中を釣る釣りを、”ウェットフライ”と呼んでいます。
トップウォーターの釣りは、やってみれば誰もが楽しいものです。
フライフィッシングではトップウォーターはスタンダードな釣り方ですので、トップの釣りを楽しみたいと思っている方は、ぜひフライフィッシングを始めてみて下さい。
トップウォーターでバスフライをテスト
いつも使っている定番ドライフライ、”フォームカディス”でギルとバスで20匹くらい釣り上げたので、新しいドライフライのテストを行いました。
ヤリエ MK(エムケー) フック2 SSS ナノテフ 10号
昨今盛り上がりを見せている、ニジマス管理釣り堀でトーメント用に開発された、管釣りスプーン用のシングルフックを使用したフライです。
フックのサイズに比べ、針軸の直径がかなり細いです。
そのために、貫通性能が高く、フックの重量も軽いので、水に浮かばせるドライフライに好都合です。
元々がスプーンにスプリットリングで装着するフックなので、アイ(穴)が大きく小さなスナップを使うこともできます。
テーパーリーダーにハリスは使わずに、小さなスナップを結んで使っています。
刺さりが良いのでフッキングの成功率が高いです。そのデメリットとして抜けやすくバラシも多いのですが(笑)
ものすごく活性が高いので、魚同士が魚体を体当たりさせながら、フライを奪いあっています。
このバスは飲み込んでしまっています。こうなるとまずバレませんね(笑)
ヘラ師からのコンタクト
調子よくバスを釣っていると、帰り支度を終えたヘラ師が通りがかかりに声を掛けてくれました。
「フライフィッシングをこの池で見るのは珍しいですね。オモシロそうだけど、キャスティングが難しそう…」
確かにキャスティングは難しいですね。実際に。
私はカレコレ、フライフィッシングを20年やってますが、いまだにフルラインが(25m以上)投げられません。
そんな、フライマンの中でもかなりヘタレの私ですが、フライフィッシングは充分楽しんでいます。
昔と比べると、ハード(タックル)面でも、ソフト(情報)面でも現代は恵まれています。ネットがありますからね。
この池に限ったことではありませんが、ハッキリ言いましてこんなオモシロくて興奮できる釣りを、 私だけがたった一人でやってるなんてのは、モノ凄くもったいないことだと思います。
「フライフィッシングはお金がかかるから…」という意見も聞きますが、
フライのタックルなんて、格安の入門セットでも中古でも充分です。私など ”入門セットの中古ロッド” をリサイクルコーナーで格安で見つけて使用しています(←どんだけドケチなんだ…)。
フライラインなどの消耗品は、ネット通販の「にしきたトレーディング」が販売している ”リバーピーク” 製のものが格安です。
「フライフィッシングはお金の掛かる趣味だ」というのは否定しませんが、「フライフィッシングだけがお金が掛かる」ワケではありません。
フライフィッシングだけではなく、餌釣りでもルアーフィッシングでも鮎の掛け釣りでもお金は掛かります。釣りだけではなく、ほとんどの趣味はお金が掛かるのが普通ですから。
フライフィッシングでのバス釣りで有名な、”車田フィッシング”さんが、タックルについて動画で紹介しています。
フライフィッシングでなくても、安藤商会が製作販売しているフロートリグ、”オモリウキ”を”フォームカディス”を使えば、手軽にトップウォーターの楽しみは味わえます。
これから涼しくなってくると魚の活性が上がりますので、トップウォーターに興味のある方は、ぜひやってみて下さい!!