こんにちは。
2020/07/06(月)
前回のブログ 「フライタイイング 第2話 タイイングバイス COTTARELLI」で、現在愛用している”コッタレリバイスの外観”を、「美女のボディ」に見立てて称賛してしまいました。
THE COTTARELLI VISE
ひょっとしら、ただの「変態オヤジ」の戯言に思われた方も多いのではないでしょうか(汗)
実は‥。
入手できなくて諦めたバイス…。
コッタレリバイスは、私の中では欲しいバイス候補としては”2番目”だったのです。
1番欲しかったのは下の画像のHMH製のバイスでした。
HMH TRV – True Rotary Vise
これまた大変カッコいいバイスです。
コッタレリバイスが女性的なボディラインだとしら、このバイスの姿はマッチョな男性的な力強さをイメージさせます。
このバイスの持つ雰囲気は、以前のブログ ”フライフィッシングをはじめてみませんかぁ~♪ 2話”で紹介した映画「リバー・ランズ・スルー・イット」の中に出てきそうな「古き良きアメリカ」を感じさせてくれます。
”ブラット・ピット”が演じる、主人公 ”ポール” なんかが使っていたら、大変絵になるバイスだと思います。
コッタレリバイスがイタリアの”跳ね馬 フェラーリ”なら、
このHMHバイスは、アメリカンマッスルカー ”ポンティアック・ファイアバード・トランザム” といった感じです。
主人公がこの車を駆って、テキサスのハイウェイを縦横無尽に走り回るアクション・コメディ「トランザム7000」は、私の大好きな映画の一つです。
とても単純なストーリーですが、観ていて楽しいです。
巨大なロータリーハンドルが秀逸
さて、バイス自体に話を戻すと、このジョーはかなり巨大なストリーマー用フックから、極小フライまで対応しそうな形状です。
どの部分もシンプルな構造で、総体的に部品点数も少ないでしょうから、耐久性も高いでしょうね。
上の動画の中で、ロータリー機構について青年が盛んに「Super easy!」「Super smooth!」と言っています。
普通タイイングする時は、左の手の平がバイスのポスト(支柱)の上に位置します。
このバイスは、巨大化させたロータリーハンドルを、左の手の平で転がすように操作する事で、最小限のアクションでロータリー機能を発動させられるように設計されています。
なかなかのアイデアですよね。
一番多くバイスのロータリー機構を使用するのは、タイイング中のフライのプロポーションの確認ですから、このバイスはその点においてかなり便利そうです。
Law Vise とよく似た外観ですが…。
下の画像は ”Law Vise” というタイイングバイスですが…。
HMH製 TRVバイスとジョーの形状は似ていますが、ロータリーハンドルは通常の形状です。
やはり、機能的にも独特のロータリーハンドルを持つ、HMH製のほうが優れているのではないでしょうか?
そしてっ! このバイスのまるで ”アンティーク・ミシン”のような雰囲気はお洒落でカッコいいですっ!。
なのですが…。
残念な事に私はこのHMH製バイスを、国内で扱っている所を見つけられませんでした…(泣)
一時は”amzonn”で、かなり高額の値段で扱っていましたが、現在は取り扱っていないようですが、日本でも独自のルートから購入した方がみえるようです。FFA岡山
「現在日本国内には殆ど入ってきていませんが、これから出回ると思います。お近くの方で、試用したいという方にはお応えしますのでご連絡ください。」
とありますので、現在も購入ルートを確保できている可能性があります。興味のある方は連絡されてみるといいと思います。
(追記 2021年2月13日現在 ヤフーショッピング で取り扱いしているようです。)
タイイングバイスにもメンテナンスは必要
私のコッタレリバイスの購入は、20年以上所有した”ダイナキング・バラクーダーバイス”からの更新です。
このバイスはジョーの開閉が簡単で大変良いバイスでした。
ですが、私のメンテナンスが悪く、摩耗でジョーを2回交換した頃からジョーのカップやロック用のカムの山がかなり摩耗してしまい、調子が悪くなってしまいました。
「ジョーがシッカリ閉じない&閉じたら開かない」
という最悪の状態になってしまいした。ダイナキングは”丈夫なバイス”で評判ですので、その事に甘えメンテナンスをサボっていた結果です(泣)。
こちらの方のように、キチンとメンテナンスをしていれば、ダイナキングはかなり長く使えるバイスだと思います。
私より寿命が長い道具|ダイナキング プロフェッショナルの分解メンテナンス
分解掃除後にグリスアップされております。大変参考になりました。今後は自分も見習いたいと思います。