こんにちは。
2020/06/18(木)
名古屋市内を流れる”TP川”へ、フライフィッシングでオイカワ釣りに行ってきました。
この川は、ブログ”ルアータックルでのオイカワ釣り! 第5話~”からの舞台となっている川です。
私のオイカワ釣りは、シラハエ竿を中通し式に改造した”テンフラロッド”を使用することが多いのですが…。
テンフラロッドは、もともとがシラハエ(オイカワ)竿ですから、まぁ本来釣るべき魚を釣っているのですが…。
…実は…オイカワをテンフラロッドで釣っているのは、他にも事情がありまして…(汗)
昨年の夏に、それまで小物釣りに使っていた#1番のフライロッド”K・Bullet LS#1”を、自分の不注意で”紛失”してしまったのです(泣)
その日は、夢中になってオイカワを釣っていて、気がつくと辺りはすっかり暗くなっていました。慌てて帰り支度をしていて竿を車に収納するのを忘れてしまいました。
その事に気が付いたのは、明くる日の午後…。急いで昨日の釣り場に回収に向かいましたが、すでに竿の姿はありませんでした…。
このロッドを無くして以来、フライタックルでオイカワ釣りができなくなってしまいました…。
超低番手のロングフライロッド
失くしてしまったフライロッドは、”K・Bullet LS#1”は、杉坂研二氏のブランド”kencube”製のものです。はじめは#1番からのラインナップでしたが、マイナーチェンジで#1番は廃盤。#2番と#3番のみになりましたね。
約10年くらい前に購入しました。その当時、鹿児島の田舎に単身赴任していて、毎日仕事帰りに#3番ロッドで”カワムツ”を釣っていました(インターネット環境も無く、他に何もすることも無かったので)。
数ヶ月ぶりに名古屋へ帰省したときに、フライショップでLS#1を見つけ、『カワムツは、このロッドで釣った方が絶対にオモシロイっ!』と直感。
その場でLS#1を衝動買いしたのを覚えています。
上の画像に写っている竿がLS#1です。バスやセイゴなども普通に釣っていました。
KブラッドLSシリーズは、その後”K・Bullet SNIPER”シリーズへと進化し、#2番~を現在も発売中ですね。
超ライトロングフライロッドLSシリーズの後継らしく、#2番でも9フィート8インチもの長さを持っています。
そしてっ!!
K・Bullet SNIPERシリーズから派生した、ウルトラライトな超ロングウェットフライ用#1番ロッドが ”K・Bullet SONAR”
#1番のシングルハンドのフライロッドですが、長さが10フィート6インチ(約3m20cm)もありますっ!! ほとんど「リール付きのテンカラ竿」ですね。
小さな毛鉤しか使わない日本国内の渓流釣りでは、実質的に最強ロッドではないでしょうか。
コレはもぅ反則ロッドですよ…。フライマンからもテンカラ師からもブーイングが出そうです(汗)
私は渓流釣りはしませんが、このロッドは凄く欲しいですっ!
このような超低番手の長いフライロッドで、ロッド1~1.5本分のフライラインを出し ”テンカラ釣り” 風に使ってオイカワを釣るのもオモシロそうです。
オイカワ釣りのフライアイテム
10年前に購入し、昨年の夏に紛失してしまった”LS#1番”は、もう二度と戻っては来ないでしょうね。
今は、#3番ロッドにラインだけを”Rioクリーク#0番”を使いキャスティングして釣っています。
海外メーカーのフライラインやフライロッドは、国産メーカーよりもヘビーウェイトですから、#0番ラインでも国産3番ロッドでキャスティングできない事は無いです。
実際にはライトラインやそれ用のフライロッドは、本来は渓流魚をテクニカルに釣る為のもので、決して”雑魚・小物”を釣るための竿ではありません。
オイカワのフライフィッシングは、渓流シーズンがオフの時のフライマンには人気がありますから、日本では専用フライアイテムも開発され販売されています。
フライの雑誌 身近で楽しい!オイカワ/カワムツのフライフィッシング
フライショップ マエストロ Schmitt The Oikawa 802 Hitman
LASTHOPE TMC ユーフレックスのインファンテ、オイカワSP
オイカワのフライフィッシングに関しては、書籍やロッドだけでなくネット動画には、毛鉤のタイイングや釣行記録もたくさんあります。
一般的には、フライフィッシングでオイカワを狙う場合、ドライフライ(水面に浮く毛鉤)を使うフライマンが大半だと思います。
オイカワの場合は、キャストしたフライが水面に落ちた瞬間から1~3秒の間にバイト(喰い付き)があります。バスのルアーマンが『落ちパク』と呼んでいる状況ですね。
オイカワ狙いのフライマン達は『3秒ルール』と呼んでいます。
ですから、キャスティングを連続で繰り返す、結構忙しい釣りになります。
ウェットフライでのオイカワタックル
今日は午後よりあいにくの雨。10時過ぎからはじめた釣りも、2時間弱で終了しましたが、計10匹以上のオイカワを掛ける事ができた…のですが…。
ほとんどのオイカワは、水から上げると『オートリリース』で、川に戻って行ってしまいます。なので写真撮影をするにはライディングネットかお魚観察ケースが必須なのですが…。
そんな小さなネット持っていません…(買おうかなぁ?)し、ケースも意外と荷物になるので携行しない事が多いです。
ですから、オイカワは写真撮影が一番困難な魚であまり写真がありません。
上の画像は、今回私がフライフィッシングで釣ったオイカワの一匹の口元です。
使っているのは、水面に浮かぶドライフライではなく、”ニンフ”と呼ばれる水中を釣る毛鉤です。ウェイト(オモリ)を入れていません。
唯一、ヘッドにつけた小さなビーズとボディに巻いたワイヤーの重さで沈んでいるのですが、ティペット(ハリス)はかなり細いものを使っています。
クレハ(KUREHA) シーガースーパーGM鮎 0.25号
シリーズ中で一番細いのは、0.1号です。オイカワなら0.1号でも”充分過ぎるほどの強度”を持っています。抜群に強いのですが、その分お値段も抜群です(泣)
オイカワ釣りのタックルについては、釣り人によってイロイロと意見が分かれると思うのですが、ハリスについてはできるだけ細くて強い物を使うのが大事だと思います。
「釣りではそんなの当たり前だよ。別にオイカワに限ったことではない。」
といった声が聞こえてきそうですが、確かにごもっともです。
ですが…実際にオイカワ釣りのハリスに、高額な値段の物を投入している方が、どれほど存在しているのか、私には分かりません。
私の経験から言わせて貰えば、特にウェットでのオイカワ釣りに関しては、極細ハリスは必須です。細ければ細いほど良く釣れると思います。
「フライフィッシングでちっともオイカワが釣れない…」
という方で、ハリス(ティペット)サイズが0.6号(フライ表記で6X)以上太いものを使っている方は、思い切って高品質なハリスを0.2号(9X)くらいにサイズダウンして釣ってみることをオススメします。
フライとの結束の事を考えて、私は0.25号を選択していますが(老眼でこれ以上細いと結べない)、”ルーペメガネ等”を釣り場に携行していたり、細い糸でも結束に問題が無い方は、0.1号をオススメしますね。
大きく見えるメガネ型拡大鏡ハズキルーペ
フックに関してもハリスと同じで、軸が細くて刺さり重視のものほどオイカワはよく釣れます。
このフックも過去に何度もブログで紹介しておりますが、私が使用したフックの中では、オイカワ釣りには最高にオススメなのですが…。
やはり、GM鮎のハリスと同様にかなり高価です。フライの消耗が激しい場所では、私はバリバス製の物を使っております。
フライロッドやフライラインは、言うまでもなく#0番等の”超ライトかつロングロッド”が一番なのでしょうが、これまたお値段的に…です(泣)
とりあえずは手持ちの物を流用し、予算に余裕がある方は先に書いた、”K・Bullet SNIPER”や”SONAR”の購入を考えても良いでしょうね。
ただ…私的な意見ですが ”オイカワ専用” などと銘打ったフライロッドは、他にもフライロッドを数多く所有している方以外は、手を出さない方が良い気がします。
ウエダ オイカワロイヤル ORF-7312
何というか…懐が狭いというか…ラインシステムや釣り方等が、かなり限定された範囲でしか上手く機能しないのではないでしょうか?
どんな物でも専用品は、専用の使い方以外はほとんど使いみちが少ないものです。
そんな、使いまわしが効かないような”尖った性質のタックル”が必要な人は、私の書いたブログ記事を読んで下さっている方の中には、まず居ないと思いますしね(笑)
オイカワロッドに関しては、こちらのブログ記事が大変参考になります→パドルフリークス・アウトフィッターオイカワ専用ロッドは必要か?
最近はライトタックルの開発が進んでいるようで、一昔前の考えでは「常識破り」とも呼べる釣具が登場しております。
下記のフライロッドなど、「#0番9フィート2インチのソルト用フライロッド」ですが、私はオイカワ釣りにかなり向いていると思います。
下記はフライフィッシングではなくルアーフィッシングですが、カワムツをルアーフィッシングの「ベイトフィネス」タックルで釣ってみえます。
とりあえずの手軽さなら、超極小ワームでもOK!
オイカワのフライアイテムについて、高額なアイテムほど釣果に優れるようなこと書いてきましたが、安価でも釣果が期待できるものもあります。
手前味噌ですが(笑)