こんにちは。
2019.05.06(月)
全国のブルーギル ファンの皆様、やっと待ちに待った季節がやって来ましたねっ!
ブログ、フライキャスティングでブルーギル釣り!の記事を書いたのが、去年の7月の終わりですので、それから10ヶ月近くが経過しています。
去年のブルーギルの釣りは、その後寒くなるまでルアータックルでもフライタックルでもよくやりましたが、とりたてて記事にはしていませんでした。
「…ですがっ!」
今年もやっとブルーギル釣りの季節が始まり、あえてギル狙いをメインに釣行してきましたので、”フライキャスティングでブルーギル釣り! 2話”を更新したいと思います。
私はこの魚の釣りが大好きです。
毎年、ブルーギルが釣れる期間中は、”暇・退屈”などといった気分になることは無いですね(笑)
もぅ、釣りがしたくてしたくって、日常生活のやらなくてはいけないことが、手に付かないほどです。
「…それって病気じゃないのか…?」
と、言われそうですが、そうなのかもしれませんね。
たぶん私のような人は、周囲に”カミングアウト”しないだけで、全国にたくさん潜伏していると思われます。
ですから私のような人達は、”池の水ぜんぶ抜く”といったTV番組などを観ると、TV画面に写った魚のように、自身も身悶えして苦しんでいると思われます。
いくら、害魚駆除の為とは言い、
「これが正義なのだっ! ドンドン殺せっ!」
と、なんのためらいも無く、自分の楽しみの対象が奪われるのはツライですよね。
ブルーギル自体に罪は無いのですから。
…。
では、”フライキャスティングでブルーギル釣り! 2話” スタートします。
できるだけ軽装備で気軽に遊ぶ。
訪れたのは、名古屋市南区にある、”YBT公園の池”です。
今回は、フライフィッシングでのブルーギル釣りがメインですが、あえて軽装備でお気軽に遊んで来ました。
上の画像に写っている釣具が、今回の釣行の全てです。
フライロッドとライン・リールの他には、フライボックスとラインクリッパー・フォーセップ(針はずし)、偏光グラスとナイロンハリス1号スプール。
たったこれだけですので、フィッシングベストもタックルボックも必要ありません。
リーダーレスのラインシステム
通常は、フライフィッシングのラインシステム(仕掛け)には、”リーダー”と呼ばれるテーパー形状をした2~3㍍のラインを、フライラインとハリスの中間に入れます。
これは、フライキャスティングで綺麗に毛鉤をターンさせたり、川の流れに自然に毛鉤を流す為に使用するのでが、私はあまり使いません。
上の画像のような、”リーダーレスコネクター”というパーツを使い、リーダーをパスしフライラインに直接ハリスを結んでいます。
リーダーがありませんので、綺麗なキャスティングでフライをターンさせたりはできませんが、ライントラブルも少ないです。
小さな池のような場所では、キャスティングの距離もそんなに必要ありませんので、このようなラインシステムで釣りをしています。
正統派のフライマンから見たら鼻で笑われそうですが、お手軽はフライフィッシングには便利なパーツですので、興味の有る方は一度試してみてはいかがでしょうか?
関連記事
リーダーレスでのフライフィッシングに関しては、Kingfisherさんがホームページに、「リーダーレス論」として、とても分かりやすく書いておられますので、そちらもぜひご覧ください。
「リーダーレス論」http://homepage-nifty.com/kingfisher/leaderless.htm
”Kingfisherさん”、詳しい解説どうもありがとうございます!
トップウォーターでのブルーギル釣りに大満足!
ブルーギルの釣りといえばっ!
そうっ! もちろんトップウォーターでの釣りが最高に楽しいです!
逆から言えば、
「お手軽にトップウォーターの釣りが楽しめるから、ブルーギルを釣っている」
と、言うほうが的確ですね(笑)
使っているフライ(毛鉤)は、ブルーギルのトップウォーターの釣りに特化させた、”フォームカディス”です。
このフライは、”エルクヘアーカディス”という、フライフィッシングの定番ドライフライに、浮力の高いフォーム材のオーバーウイング(上の羽根)を取り付けたシンプルなフライです。
ワームでのメバル釣り用のフックを使用していますので、ハリスを結ぶアイの穴が非常に大きくて、初心者や子供さんでも扱いやすいです。
通常のドライフライ(浮かぶ毛鉤)は現場で、”フロータント”と呼ばれる浮力剤での処理を行いながら釣りをします。
ですが、”フォームカディス”は浮力の高いオーバーウイングのおかげで、フロータント無しでも浮力を長時間維持できます。
このフライを、木の下のような日陰にキャスティング。
水面に浮かんだフライを、ほとんど動かさないで様子を見ます。
偏光グラスを掛けての釣りですので、魚がフライに接近して来るのを目視で確認。
魚が現れないなら、ほんの少しだけ(15~30センチくらい)ロッドで引いて誘います。
すると、フライが動いて水面にできた波紋に反応して、水底からギルが浮上してきます。
フライさえ見つけてもらえれば、この釣りは8割以上成功します。ほとんどのギルはバイトしてきますので。
ス~ッと、浮上してフライの後方に接近したギルは、
「…チュポッ!」
と、かわいい音を立てて下からフライを吸い込みます。
この瞬間を逃さずに、すかさず軽る~くロッドを引いてアワセを入れればフッキングします。
トップウォーターで掛けたギルは、フッキングが成功すると横に走ります。
フライラインが弧を描いてカーブしていきます。
「掛かったぁっ!」
この瞬間がたまらなく楽しいのです!!
慌てて力一杯にアワセると、魚が水中から飛び出したり、衝撃で口切れしてバラしてしまいます。
アワセは、軽く、鋭く、短く、ですね。
アワセのアクションを、”音”で表現すると、
フライタックルですと「ヒョイッ」。ルアータックルですと「チョイッ」と言った感じでしょうかね。
。ブルーギルをキャスティングで釣るということ。
以前から、ブログの中で何度も書いてきたことですが、ブルーギルという魚は誰にでも簡単に釣ることができます。
実際に池などでは、小さな子供さんたちが食パンと玉ウキを使い、足元で釣っている光景をよく見かけます。
ですが、ルアータックルやフライタックルを使用して、キャスティングでブルーギルを狙っている方は、あんがい少ないのでは無いでしょうか?
「あんな小さな魚、キャスティングで釣ったって、何にもオモシロイわけ無い…」
そう思っているかた、是非ともキャスティング、それもトップウォーターで釣ってみて下さい。
ブルーギルの釣りの認識が、180度変わると思います。
フライタックではなく、ルアータックルでのブルーギル釣りは、こちらの記事を参考にして下さい。
これから、フライフィッシングを”はじめてみたい”、もしくは”再開したい”と思ってみえる皆さん、ブルーギルはフライフィッシング入門には最適な魚です。
ギルのシーズンがはじまりましたので、ぜひ今シーズンこそは挑戦してみて下さい!!
「身近で手軽でこんな楽しい釣りがあったんだっ!」
と、絶対に思っていただけるはずです。
フライフィッシングでのギル釣りの楽しさを紹介した、こんなブログ記事もネットにありましたので、リンクを貼らせていただきます。