こんにちは。
2018.11.14(水)
”フライフィッシングをはじめてみませんか~♪ 4話”です。
”前回3話”では、フライフィッシングでバスがたくさん釣れたことを書きました。
上の写真のバスは、名古屋市内を流れるTPK川で先日、”釣れた”ものです。
TPK川はブログ連載記事、”ルアータックルでのオイカワ釣り 5話~”の、舞台となっている川です。
なぜわざわざ、”釣れた”という言葉を使っているかと言いますと…。
実は、オイカワを狙ってのフライフィッシングで掛かったバスなのです(笑)
最近のオイカワ釣りは、”オモリウキ”を使いルアータックルで釣ることが多かったです。
久々(3年ぶりくらい!)に、この川でフライフィッシングでオイカワを釣ってみると、やはりルアータックルとは違ったオモシロさがあります!
正直、”ルアータックルでのオイカワ釣り”のほうが、キャスティングの容易さで、だれでも簡単に釣れます(汗)
ですが、”釣りは遊び”ですので、簡単に釣れればそれで良いというモノではありません。
そういうわけで、今回もオイカワをフライフィッシングで釣ろうと思って来たのです。
ちなみに、横たえたバスと一緒に写っている黒いEVAグリップのロッドは、”ハエ竿”を、改造して自作した13f(約4m)の超ロングシングルハンドのフライロッドです。
ロッドの話は、またいつかしたいと思います。
小さな毛鉤でも釣れます!
いろいろな場所で、フライフィッシングで釣っていると、
「そんな小さなモノを使って釣れるのですかぁ?」
と尋ねられる事があります。
確かに、ルアーと比べるとまさに、”ゴミ…”、としか思えないくらい小さなモノばかりですので、”とても釣れそうにない…”、と感じるのも不思議ではありません。
上の写真はかなりピンボケしていますが、オイカワを釣っていて2匹目に掛かったバスです。
口元のオレンジ色のモノが、”ミッジ”とよばれている極小毛鉤(フライ)です。
バリバスの2120WBというフライフックの、サイズ#22番にウイング(羽)を水平にたすき掛けして付けただけの、”手抜き毛鉤”です。
以前から、このフライフックは、ブルーギルやオイカワ釣りによく使っています。いつも何ケースかのストックをしていますが、残念な事に一番小さなサイズで#22番までしかありません。
できることなら、#24番がラインナップにほしいところですが…、
「なにせ値段が安くて数が多いっ!」
毛鉤は消耗品ですから、やはりコレは大事ですね(笑)
そして、ルアーフィッシングで使うワームの中でも、かなり小さなサイズ(いわゆるセコ釣りワーム)の、”アジワーム0.9インチ”、と比べてみますと…
このワームもかなり小さいのですが、それにもまして毛鉤はかなり小さいですね!
こんな小さな毛鉤でも、口の大きなバスを釣ることはできます。
(余談ですが、このワームはバスやテラピア・ギルなどの、”アメリカンな魚”が非常によく釣れます。ジグヘッドやスプリットリグなどのシンカーを使用したリグでは喰いませんので、フロートリグ(オモリウキ)かフライタックルを使って、ノーシンカーで投げてください。)
関連記事
小さな毛鉤じゃないと釣れない時も!
実は、1匹目のバスが掛かった時に、
「今日はオイカワは中断してバスを狙おう!」
と、いつものように節操なく対象魚を切り替えました。
(この切り替えは大事だと思っています。”釣れない”と言っている方に話を聞くと、魚の種類やサイズや釣り方に、”病的”なほどこだわり過ぎていると感じる事があります)
そのときに、毛鉤をサイズアップしました。
フェザントテール付きのソフトハックル。フックサイズは#16番。前の#22番よりも3ランクくらい大きくしました。
これでもアジワームと比べると小さいです。
ですが、しばらくこの#16番で釣りをしましたが、何も反応はありませんでした。
「さっきのバスは偶然かもしれない…やはりオイカワを狙おう」
と、またまた節操なく毛鉤を#22番のミッジに戻しました。
(この切替も大事だと思います。元に戻すのは気が向かない場合が多いのですが、結果が出ない事をいつまでも続けているほうが疲れます。私は。)
そして、戻した一投目、
この写真もピンボケですが、2匹目のバスがあっさり釣れました。
この後はバスは釣れませんでしたが、この時だけに絞って言えば、
「ミッジサイズの小さなモノをバスは食べていた」
のかもしれませんね。
フライフィッシングは究極のセコ釣り!?
2匹目のバスが釣れてから、しばらく続けましたがアタリばないので場所を移動しました。
#22番のバスを掛けたミッジ毛鉤も、オイカワだとずいぶん大きく見えます。
この写真を見た限りでは、オイカワ用毛鉤なら、#24番以下のフックにサイズダウンしたほうが良さそうですね。
今回のように、ミッジとよばれる極小フライを投げていたら、バスが釣れた事も過去何度も経験しています。
逆に、自分の場合は不思議と、小さなものから大きくして釣れる事が滅多にありません。私が根っからの、”セコ釣り師”、なのかもしれませんが(笑)
フライタックルは、もともと軽くて空気抵抗のある毛鉤を、オモリを使わずに釣り糸の重さを利用してキャスティングするためのシステムです。
「軽くて小さなモノほどキャスティングしやすい」
という部分が、同じ疑似餌釣りである、”ルアーフィッシング”とは、根本的に真逆です。
同じく毛鉤を使う日本古来の、”テンカラ釣り” も、オモリを使わず糸の重さを利用して投げるのですが、使う毛鉤のサイズ自体は大きいです。
言い換えればフライフィッシングは、”究極のセコ釣り”、なのかもしれませんね。
フライフィッシングをはじめてみませんか~♪ 3話へ戻ります。