こんにちは
最近、近所の川で鯉を狙うも、連日不発を食らっている安藤商会です。
オモリウキとフライ(毛鉤)を使った釣りなのですが、まだまだ改善の余地があります。
さて、オモリウキ考 ⑦ のはじまりです。
前回⑥では、黒檀丸棒で製作したウキが沈んでしまいますが、「そのまま使う」ことにすると決めたところで終わりました。
試作ウキで初釣行
専用ウキを製作するキッカケとなった前回の夜釣りから、ちょうど1週間経った週末の夜に、製作したウキ(浮かない)の実釣テストを行いました。
海釣りのなので当然潮の状態は違いますが、できるだけ釣れる条件の良い時間を選んで釣りを始めました。
とりあえず、作ったウキの投射性を確認しようと思い、ウキのみを釣り糸(リールからのメインライン)に結んで投げてみました。
「ヒュルルーーーッ」と気持ちよくリールからラインを引きだしながら、夜の海の上を飛んでいきます。
試作ウキは、前回のオモリを付けていない小型電気ウキの、数倍の距離を飛行して着水しました。
やはり、キャスティングで距離が出るというのは、単純に楽しいものです。
投射性能はまったく問題がないことが分かった私は、リールを巻いて仕掛けを回収し、ハリスとハリを結びエサのアオイソメをつけました。
そして、注目の事実上の第一投。先ほど同じく仕掛けは気持ちよく飛んでいき着水しました。
夜なので仕掛けの沈み具合は目視で確認できませんが、事前にこのウキが浮かばないことは分かっています。
私は仕掛けが深く沈んでいかないように、竿を立て気味にしてリールを巻きはじめたその時です…。
試作ウキに初ヒット!
「ビクビクッ!」と竿に直接振動が伝わりました。
反射的に竿を軽くあおりアワセを入れました。魚の引きを感じながらリールを巻き取り込みました。
セイゴです。試作ウキを使ってすぐに結果が出てしまいました。
ですが、あまりに簡単に釣れてしまったので自分でも半信半疑です。
魚釣りにはよくあるのですが、その日はじめてすぐに1匹目は釣れるのに、その後がまったく続かないというパターンはほんとに多いのです。
なので、この日はじめて釣れたセイゴは、ただの偶然なのかを確認するため、ハリから外して海にリリースした後、すぐにエサをつけた仕掛けを再投入しました。
セイゴ連続ヒット!
2投目。
1投目と同じく着水後にすぐにリールを巻きはじめエサを水面付近で引きます。
1投目ではリールの巻きはじめすぐにアタリがありましたが、今回はただ着水したウキ(仕掛け)が自分の向かって近づいてくるだけです。
やはり最初の1頭目はタダの偶然、マグレだったのだろうか?という思いが頭をよぎりました。
だいぶウキが岸に近づいてきたので、回収して再び投げなおそうとリールの回転を上げました。
すると、「ググッ!」と竿を持つ手に重みが加わり、同時に足元の水面で「バシャバシャ!」と魚が暴れています。
同じくセイゴでした。仕掛けを水面から回収する直前に喰ってきたようです。