オモリウキ考 1話

こんにちは

春休み中なので、学生達でファーストフード店がやかましくてチョット嫌な安藤商会です。

昨日まで、このブログのメインタイトル”ー釣り「も」ある暮らしー”、に込めた理由を長々(計⑨回)と書かせていただきました。

今回からは、安藤商会で販売している商品、「オモリウキ」についての記事を書かせてもらいます。

オモリウキの説明

安藤商会での商品名「オモリウキ」と名付けられた製品は、釣具一般的には、「飛ばしウキ」・「フロートリグ」と呼ばれている製品です。

投げ竿で、自重の軽いものをキャスティングしたいときに使用する、アシスト的ツールです。

通常、仕掛け(ルアーフィッシングでのリグ)をキャスティングする際は、各種「オモリ(シンカー)」を使うのですが、着水後に仕掛けはすぐにオモリに引かれ、水中深く沈んでいってしまいます。

水面に浮かぶんでいるエサや、水面直下を漂っているエサを喰っている魚を釣りたい状況では、仕掛けのもその水深(タナ)に合わせなければ釣れないので、オモリ自体に浮力のある「飛ばし浮き」と使って仕掛けを投入します。

飛ばしウキ初体験の以前

私が初めて「飛ばしウキ」なるものを使って釣りをしたのは、もぅ20年近く前です。

その頃私は、アオイソメ(活餌)を使ったセイゴの夜釣りを毎週末楽しんでいました。釣り方は、「電気ウキ」と「小物投げ竿」を使った、「チョイ投げ」とよばれる少しの距離だけキャスティングする初心者向けの簡単な釣り方でした。

簡単に仕掛けを説明しますと、「電気ウキ」と呼ばれる電池で発光する「ウキ」の下に、釣り糸(ハリス)に結ばれたオモリと釣鉤をつけているだけの、至ってシンプルなものです。

その仕掛けの釣鉤には、前述した「アオイソメ」をエサとして付けて、水面から1m~2m下の水深にウキからエサが水中にぶら下がった形で釣っています。

ある夏の週末夜、私はいつものように上記の釣り方でセイゴを釣っていました。

その日は、思い当たる悪い条件が重なっているとは思えないのに、ほとんど魚は釣れませんでした。

それでも、闇夜の海に浮かぶ赤く発光した「電気ウキ」を眺め、魚がエサを喰うのをボンヤリと待っている時間を、のんびりと楽しんでいました。

電気ウキにまったく反応はありませんが、定期的にエサの状態を確認しようと、仕掛けを回収するためにリールを巻いていたときのことでした。

「ビクビクッ!」と竿を持つに魚の生命感が走りました。

エサの状態の確認しようと、リールで仕掛けを巻き取っている最中に魚がエサに喰いついたようです。

その時は、「まぁ…偶然こんな事もあってもおかしくはない…」

釣り上げた魚から釣鉤を外しながらそう思いました。

そんな状態で1匹目を釣り上げた後、餌を付けなおして再び釣りを続けたのですが、その後もあいかわらず電気ウキには魚の反応はありませんでした。

オモリウキ考 ② へ続く。

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