こんにちは。
2018.10.30(火)
ルアータックルでのオイカワ 9話です。
前回8話では、リグをドラグフリーで流すためのラインを送り出す方法、”フリッピング”について書きました。
ブログ、”ルアータックルでのオイカワ釣り ”を、5話より再開してから、なんだかメンドクサくてややこしい事ばかり書いているせいか、記事へのアクセス数が伸びないですね(泣)
オイカワ釣りのブログは、実は1話から4話までを発表したときも、読者の反応は悪かったのです。
ほとんど誰も読んでくれなかったので、4話で一時的に終了しましたが、その後ジワジワと読まれるようになり、今では毎日何人かのアクセスがあります。
再開したオイカワ釣りの記事も、今は人気がありませんが、”きっと時間が経てばアクセスが増える”、という希望的予想(諦め?)で書き続けます。
チョット、おさらい。
対岸にキャスティングしたリグ(仕掛け)は、川の流れで下流に流され、ラインに吊り下げられる形になりラインテンションが掛かり、オモリウキにドラグがかかり引き波を立て、その事で毛鉤の流れ方が不自然になるので、魚が喰わない=釣れない。
そのような状態を回避するため、ラインを送り出しオモリウキに掛かるテンションを解放してやり、ドラグフリーで水面を流してやる。
そのようなラインを送り出す動作を、”フリッピング”と呼ぶ…。
ここまでが、前回8話で書いたことです。
フリッピングで送り出したラインの弊害
ラインさえ常に送り出していれば、いつまでもリグをナチュラルドリフトで流せるのかと言えば、現実的には不可能です。
単純に考えても、送り出すラインも無限にあるわけではなく、いつか必ず最後が来ますし、送り出したライン自体にも流れの水圧が掛かります。
ラインを送り出せば出すほど、出したラインに水圧が掛かりますので、出したラインはリグ(この場合はオモリウキ)よりも下流に流れて行きます。
そして、リグより下流に流れていったラインは、リグを下流に引っ張ります。
上流からラインに吊り下がった時に掛かったテンションとは逆に、ラインが下流に流される時に発生する力がリグに掛かります。
オモリウキが発生する引き波も、逆方向になります。
ラインを置き直す、「ラインメンディング」について。
このように、下流に流されたラインによるドラグを解くために、下流に流れたラインを上流に打ち返す必要があります。
このラインを打ち返す(置き直す)操作は、”ラインメンディング”とよばれています。
方法自体は至って簡単な事で、ロッドを持ち上げてラインを水面から剥がし、ラインが空中に浮かび上がったら、上流側にロッドを倒しラインを水面に着水させます。
下げていたロッドを、
上に持ち上げ水面からラインを剥がし、
ロッドを上流に側に倒して、ラインを水面に落とします。
ルアータックルのラインは、フライ・フィッシングのフライラインのように太くて重量のあるラインではありませんので、完全に上流に打ち返すことはできません。
ですので、下流に流れてテンションが掛かっているラインを、一旦持ち上げて水面から剥がしてやるくらいのつもりで行います。
この操作のはじめのロッドを振り上げる瞬間に、オモリウキにはラインが持ち上がるテンションが掛かり、手前に少し移動しますので、何度も繰り返すと自分岸に寄って来ます。
ラインメンディングは、その距離の事も考慮しながら行います。
今回も、またまた面倒くさくてややこしい事を書きましたが、本来は釣り自体が、”遊び・道楽”です。
子供は仕方ないですが、大人の遊びは単純単調ではオモシロクないです。
逆から言えば、このように ”メンディング” のような、一見ややこしくて面倒な事をすることで成立する遊びこそが、大人が取り組んで楽しめる事ではないでしょうか?
私の偏見かもしれませんが、ルアーフィッシングをされている方は、”非常に単調な事を長時間繰り返す” という釣り方をしている方が多い気がします…。
釣りは遊びですから、本人がそれで満足なら構わないのですが…。
下の画像は、フライフィッシングでインジケータを ”ナチュラルドリフト” させる為に、”ラインメンディング” を絶え間なく繰返し、ラインが流れに持っていかれないようにしている動画です。
太くてライン自体に重量のあるフライラインだから、このように自在にラインを流れの上流に打ち返す事ができます。
ルアータックルでは、上の動画のようなことはできませんが、下流に流れて行くラインを、一旦空中に持ち上げて上流側に ”置き直す” くらいなら多少は可能です。
まさしく我こそはっ! と思ったチャレンジャーのルアーマンの皆様!
渓流シーズンオフで、フライ・フィッシングでオイカワを釣って楽しんでいる、”フライ・フィッシャー”に、ルアータックルでオイカワを釣って対抗してみませんかぁ~♪