こんにちは。
2023年12月31日(土)
「最終学歴=中学卒」の魚釣りオジサンの私(55歳)が、独学で「数学検定:準1級」に合格するまでの記録です。
前回 8話では、数学検定準1級2次「数理技能検定」合格に向け使用した、主な数学参考書の事を書きました。
数検に「禁じ手」無しっ!裏技類も大いに活用。
下の表は数学検定(1~5級)の各階級の出題範囲です。
各階級の範囲は「学校の学年」で表されております。実際には学年をまたがって出題されますので、あくまでも「目安」なのです。
そして、検定を受けるに際も、誰がどの階級でも自由に受験できます。
小学生が最上級の1級に挑戦することもできますし、私のようなオジサンが中学1年程度の5級を受験する事もできます。
特に「2次:数理技能検定」について「出題の解き方」で案外と勘違いされる方が多いのですが、数学的に正しいなら「どのような解法」を使用しても構いません。
具体的に書けば、大学受験の数学では「使っていいのか?」と疑惑が晴れない代表的なものに、極限の問題を解く為の「ロピタルの定理」があります。
高校の数学の授業では教えていない定理らしいので、証明無しで大学受験で使用すると「減点されてしまうかもしれない…」と以前より言われております。
ですが、数学検定は誰がどの階級でも自由に受験できますから、こんな心配は要りません。
それどころが、数学検定監修のテキストには「解くのが困難な極限の問題は、ロピタルの定理を使って解く…」などと書かれていたりします。
私のような能力の低い者が目標を達成する為には、手段など選んでいる余裕は在りません。
『YELL books受験数学の裏ワザ50 』
上の本は、エール出版社から発売されております。予備校数学講師「張ヶ谷守晃」先生が書かれたものです。すでに「数検:2級」を受験していた時から使っております。
実は私が一番読みたかったのは、上の画像の同シリーズ「数学ⅢC」なのですが、現在は絶版のようです。入手したいと探している途中で「準1級」に合格しました。
「不正行為」に該当しないなら、やれる事はなんでもやるっ!
いわゆる「裏技」「秘伝」「攻略法」と呼ばれる、「知ってると便利なテクニック」は、どんな分野でも存在します。ゲームなどでは一般的です。
そして必ずそれに「批判的な層」の人々も存在します。
私は検定に合格さえできれば「正攻法」にこだわる理由もないので「不正行為」にならないなら何でも利用しました。
難関校受験なら当たり前!?「先取り学習」について。
「数学検定:準1級」の検定範囲は「高校3年生程度」なのですが、少し進んだ「大学範囲の数学」も学習するだけでも、高校数学の問題を解く過程がとても楽になる事もあります。
いわゆる「先取り」と呼ばれる学習スタイルです。
『東大・医学部狙いの中学生・中高一貫校生がやるべき先取り学習とは?』
数学検定でも「数検:準2級」を受験される方は「数検:2級」の内容を、「数検:2級」を受験される方は「数検:準1級」の内容を先取り学習するのは意味のある事だと思います。