こんにちは。
2023年12月22日(金)
「最終学歴=中学卒」の魚釣りオジサンの私(55歳)が、独学で「数学検定:準1級」に合格するまでの記録です。
前回初話では、2017年に「数検2級」の取得は諦めてしまった事を書きました。
美人女子高生「カリメロ」との出会い。
一度は諦めた「数学検定」ですが、ある出来事がキッカケとなり受験を再開しました。
以前私が「夜間店長」として勤務していた食品販売店に、ある日「カリメロ」という女子高生がアルバイトで入ってきました。
彼女は最近のJKには珍しく、マイペースでおっとりとした性格で、とても上品な雰囲気を持っていました。そして…特徴的なとても甘ったるい「アニメ声」…。
「どこかのお屋敷のお嬢さまが、どうしてスーパーマーケットのアルバイトなんて…これも教育の一環なのかな…?」
仕事…大丈夫かなぁ…。当時は本気でそう思っていました…。
(上の本はとても有名なので、ご存知の方も多いと思います。私も読みましたが傑作ですよっ!オススメです。)
カリメロは、見た目は元フィギュアスケート女子の「浅田真央」似の美少女です(眼はやや細い)。
もちろん「浅田真央」に似ていると言うのは、中年オジサンの私の感想です。
周囲の同年代の者達の間では、ファッションモデルの「武井咲」に似ていると言われていたそうです。
「武井咲…!?」 …もちろんオジサンの私は知りませんでしたが、今改めて写真を見比べてみれば「眼を若干細くした武井咲」という感じでしょうかね。
「カリメロ」は他の学生アルバイト達とは違い、国立大学附属で唯一の併設型中高一貫校に通っておりました。進学校に通っている子のアルバイトは珍しいのです。
その有名な学校というのは、将棋界で前人未到の八冠を達成した「プロ棋士:藤井聡太さん」が通っている学校です。
カリメロは藤井聡太さんよりも2歳年上ですので、藤井聡太さんの先輩になります。カリメロがアルバイトに入って来たのは高校1年生の時でしたから、その時藤井聡太さんは中等部の2年生でした。
全国的に有名な進学校で、1学年120人しか入れない「超狭き門」なのです。
私達が住んでいるのは、名古屋市でも「港区」です。出稼ぎ外国人が多く、所得・学力レベルは名古屋市内最低の地域です。
そんな名古屋市内底辺地区から、カリメロがこの学校の入学試験に合格できたのは、とても驚異的な出来事です。奇跡にさえ感じます。
もちろん授業内容も当然ハイレベル。この学校の生徒たちは難関大学を目指している者ばかりですから。
少数精鋭の選りすぐりが集まった学校です。とても優れた頭脳を持つクラスメート達に囲まれ、カリメロの学生生活は悪戦苦闘の連続だったようです。
高校3年生なった者がこの学校を卒業するには、学校から課せられた「大量の課題を期限までに提出」する必要があったそうです。
年の暮れから毎日「眠眠打破」を飲み続け、学期末まで、1日3時間程の睡眠で超大量の課題をこなしたそうです。
まるで、大学の卒業論文をイメージしてしまいます。
いくら若いとはいえ、普通ならとてもこなせなずに卒業を諦めると思います。少なくとも私なら無理でしょう。
ちなみに、「藤井聡太さん」は残念ながら、この中高一貫校を高校3年生の卒業間近に「自主退学」されております。
いくら彼が有名人でも、学校が求める課題を期限までに収める事はもちろん、一定以上の就学レベルに達していない者へは卒業を許可されません。
入学するのも大変ですが、卒業するのはもっと大変な学校なのです。
学校から出された大量の課題をやり切り、彼女は見事に卒業することができました。
カリメロ『スキーバッジテスト1級』にも合格っ!!
これだけでも凄い偉業なのですが…。
なんとっ!彼女は同じ時期に幼少の頃から始めていた「スキー」で、「全日本スキー連盟公認:スキーバッジテスト1級」にも合格しておりますっ!
「天は二物を与えず」とは申しますが、カリメロに限っては「頭脳明晰」「スポーツ万能」「容姿端麗」「品行方正」などなど…。
彼女1人だけは、天からたくさんの物を与えられたようです(ズルいっ!)。
まるで、今や誰もが知る国民的大人気漫画(読んでませんが…)でアニメ化もされた、「古見さんは、コミュ症です。」の主人公「古見硝子」みたいです(カリメロはアニメ声ですがコミュ症ではありません)。
すでに「アニメ版・第二期」の放映も終えています(観てませんが…)。
NHK・TVで「実写ドラマ化」までされたようです(観てませんが…)。
カリメロは、私のような「頭が悪くて汚ったないオッサン」には、永久に縁のないものを、1人でたくさん持っているのです。
私にはまるで、カリメロは漫画(アニメ)の世界から抜け出してきたようで、とても自分と同じ現実世界に存在する者とは思えない程です。
「ママメロ」からの報告。
私はこの2つ、『有名進学校卒業』と『スキー1級合格』の事を、本人からではなく「ママメロ」(カリメロ母)からの報告で知りました。2019年春の事です。
ちなみに「ママメロ」(カリメロ母)はタレントの「いとうあさこ」さんに似ていると私は思っております。
気さくでとても話しやすい方で、ママメロも「スキー1級」です。
この時の私は「数検準2級」でした。2年前に2回受験して不合格だった「数検2級」の取得はとうに諦めていました。
「あのカリメロが…こんなに頑張っているのに…いったい自分は…(泣)」
私は自分の不甲斐なさに、とても情けない気持ちになりました。
「あぁ…恥ずかしい…穴があったら入りたい…無いなら掘って埋まりたい…」
50歳を過ぎた大の男が、たった2回 「数検2級」に落ちたくらいで諦めて投げ出すなんて…。
「ママメロ」から話を聞いた後、私はもぅ一度「数検2級」の受験を再開する事を決意しました。
そして、それから1年半後の2020年秋。
「5問中3点以上で合格」の「数検2級」に、私は合格点ギリギリの「3点」で合格。
本当に、やっとの思いで「数学検定:2級」に合格できました。
カリメロ『国家資格:二級建築士』にも合格っ!
「カリメロ」は高校卒業後に「建築学科」のある学校に進学し卒業。現在は就職してOLをされております。
就職してからも建築の勉強を続け、2023年に3回目の挑戦で「国家資格:二級建築士」に合格しました。
偶然にも私の「数検準1級」と同じ2023年12月8日に、彼女が受験した「2級建築士試験」の合格発表もありました。
二人揃って偶然同じ日に「合格」を確認できたとは、これも何かの縁でしょうね。
「最終学歴=中学卒」の私が、この歳(55歳)で独学を続け「数学検定:準1級」にまで合格できたのは、間違いなく「カリメロ」の頑張りに影響された結果です。
「本当にどうもありがとうございますっ! 貴方のおかげでここまで頑張れましたっ!」
もぅこの先、会うことも無いかもしれませんが、この場を借りてお礼をしたいと思います。
猫の画像は記事とは関係ありませんが、今は亡き「カリメロ家の飼い猫:リング♀」です。
「リング♀」は後年ガンにかかり、見る影もなく痩せ細ってしまったそうですが、最期まで頑張りカリメロ家を励まし続けたそうです。
以前は「ママメロ」から頂く年賀状に毎年登場しておりました。
彼女(リング)には生前一度も会うことができませんでしたが、ご冥福をお祈りします。