オモリウキ考 27話

こんにちは

2018.05.01(火)

ゴールデンウィークの中の平日ですね。

前半の休み中、仕事で東京に出向している妹が、我が家”実家”に帰省していました。

2年前に東京に移ったときには、

「我が家も静かになったな」

と感じたものですが、慣れてしましうとそれが普通になっていました。

なので、今回のように帰省してくると、

「うるさいなぁ!もぅ!」

と思いますね。

昨年末に父親がガンにかかって手術したときも、会社に休暇をもらい戻ってきていました。

そのときは父親の看病をしてくれていたので、その分私の負担が減ったので、ありがたかったです。

ですが、今回はただの帰省…うるさく感じるだけ…。

人間とはげんきんなものです。

親兄弟などの、親族的なつながりに疑問を唱えたエッセイが、少し前に発表され

て話題になりました。

幻冬舎「家族という病」下重暁子 / 著

 

「殺人で一番多い被害者と加害者の関係は親兄弟だ」

といった事が書かれていたと思います。

故郷に帰省するシーズンにオススメできる書物ではないですが…(笑)

 

さて、オモリウキ考㉗です。

前回㉖では市販フロートの経済的デメリットのことを書きました。

自作フロート再び!

少年が、購入した市販のフロートを失くしたあとに、どうして自分でフロートを作らなかったのだろうかと疑問に思ったので、そのことを尋ねてみました。

すると、少年からは私が思ってもいなかった発言が飛び出しました。

「自分で作るなんて考えてもみませんでした」

「それに、どうやって作って良いの分からないです」

…。

少しの間、私の思考回路は停止しました。

…。

しばらくしてから、私の口からは自分でも以外な言葉が出てきました。

「…そう…だよね…店で買うもんだよね…釣具は…」

そうなのです。

彼らは私のような昭和生まれのオジさんではないのです。

平成生まれ、それも21世紀に生まれた人間なのです。

彼らにとってモノはお店で購入するものなのです。

いいえ、今はインターネットで注文するものなのかもしれません。

私が今回フロートを作った後に感じた、

「こんなもの私が作る必要は無い…必要ならば誰でも自分で作るから…」

という考えは、私が勝手に思い込んでいただけだったのです。

「もう一度フロートを作ろう!」

「そして、ルアーマンには嫌われ者のブルーギルをもっと多くの人に釣って楽しんでもらおう!」

私の中に、「使命感」にも似た気持ちが生まれた瞬間でした。

オモリウキ考 ㉘へ続きます。

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