こんにちは。
2022年12月15日(木)
だいぶ寒くなりましたね。魚釣りにも「根性」が必要な季節になりました。
釣りはじめてしまえば「魚を釣ることに夢中」になり、寒さなど気になりませんが、問題は釣り場に向かうまで…ですよね(汗)
夏の暑さも大変ですが、冬の寒さもまた辛いものです。
「暑い寒いはガキが言うこと…」
という言葉が昔からありますが、実際これが該当するのは「仕事や勉強などの務め」に関する事ですね。
釣りという行為は「趣味・道楽」で行っている方がほとんどでしょうから、「暑い寒い…」は活動が停滞する原因なのは明らかです。
「寒い冬にわざわざ野外で釣りなんて…」
というのが「まともな人の正常な感覚」でしょうね。
ですが…「釣り人」とう人種は、現代ではすでに「まともな人」であるはずがありません(笑)
有名な娯楽映画「釣りバカ日誌」の中の登場人物を持ち出すまでもなく、昔から釣り人に「まともな人」などいません。
「魚釣りよりオモシロイことなんて無いのっ!」
とは、主人公の「ハマちゃん」が作品の中で良く言っていますが、世の中の釣り人全員が同じ思いでしょう。
誰もが一年中フライフィッシングで狙える魚『鯉』。
寒くなると川や池などの「淡水域」では釣り物が少なくりますが、近くの川で『鯉』は一年中狙う事ができます。
食パンを使った、通称『パンコイ』釣りは今や全国的ですからね。
釣り入門者からベテラン者、子供から大人まで誰もが楽しめます。
最近は『鯉専門ルアー』も登場しているので、ルアーフィッシングで釣る人も増えましたね。
いつも参考にさせて頂いている『車田フィッシング』さんも、寒くなると『フライフィッシングでの鯉釣り』動画を更新されております。
上の動画の中で「鯉釣りにはなるべくパンは使いたくない…」と述べられております。
私も同感ですが、魚の食い気が無い場合や入門者が釣りを楽しむ場合は、パンなどの「撒き餌」を使うのも有効だと思います。
「 食パン ⇒ ポップコーン 」での代用。
フライフィッシングで鯉を釣る場合は、鯉の食い気を引き出すために、カットした「食パン」を撒き餌として使う方が多いです。
ですが、今回私は食パンの代わりに「ポップコーン」を撒き餌にして鯉を釣りました。理由は簡単でして、カットする必要がないからです。
上のようにコンビニ袋(←この言い方は古いかも)に入れて、
S字カラビナでジーンズのベルトループに付けて持ち運びます。
フライパターンは「フローティング(=浮く)」と「シンキング(=沈む)」両方用意。
ポップコーンは撒き餌として使うだけで、鯉を釣るのはもちろん「フライ=毛鉤」です。
鯉釣り用のフライとしては「エッグフライ」という「球状」のものが多いです。
ですが、最近の私は上の画像のような「火の玉」みたいな形状にしたフライを使っています。
以前 お客様の「リッキー様」よりメールで教えていただいた、上のタイイング動画を参考にしたものです。とても簡単なので誰でもすぐに巻けます。
タイイング入門者にもオススメですし、構成がシンプルなので自分流にたくさんのアレンジが可能です。
上のフライは「フローティング=浮かぶ」タイプの鯉釣りフライです。「発泡シート」を浮力材として使っております。
上のフライは「シンキング=沈む」タイプです。「キール(逆さま)タイプ」にタイイングして根がかりを対応しております。ヘッドにメタルビーズを付けると沈みが早くなりますね。
沈むタイプは視認性が上げるために、明るい色のテールを目印に使ったりもしています(最下段)。
フライの材料は『キャップス社:シルクエッグヤーン』です。
通常のエッグヤーンは化学繊維のものが多いのですが、このヤーンは柔らかい「シルク=絹」できています。この柔らかさが特徴です。
水の浸透性も高いのですが、何より気に入っているのは「値段」です。「一袋=2m」と大量なのにかなり安いので、たとえ全16色揃えたとして懐はさほど痛みません。
フックは釣具量販店で安価に入手できる、餌釣り用の「カン付きチヌ」「カン付き丸セイゴ」「カン付き伊勢尼」などの「お徳用パック」がオススメですね。
(またいつか、タイイングの記事も書きたいと思います)
追記:2012年12月16日に、このフライのタイイング記事を公開しました ⇓ 。
撒き餌を使う釣りは複数名が有利。
この「撒き餌を使ったフライフィッシング」は、複数名での釣行が断然有利にまります。
上の画像は今回の釣りの現場ですが、左手に写っている橋の上から「ポップコーン」を少しづつ巻いています。
「撒き餌」は、少量を一定の間隔を開けて巻くのがコツです。一度に大量に撒くと、後からフライを流しても喰わなくなります。鯉がフライを見切ってしまうのです。
橋の上から巻いた後に、大急ぎで水辺まで駆け足で降りてフライをキャストしますので、たいへん忙しいです(汗)
通常は上流側から別の1名が撒いて、その他の数人が下流で釣ります。この釣り方は、最低でも2名いたほうが釣りやすいですね。
「鯉」自体は一人が一匹釣ればかなり満足(疲れる)できるので、魚を釣った人が次に「撒き餌担当者」になるのがいいでしょうね。
「撒き餌」など使わない方が「フライフィッシング」らしいのですが、釣り自体は釣れなければ楽しくないですからね。
特に「フライフィッシング」に関しては、初心者・入門者にはキャスティングやタイイングなど難しい部分も多いです。
「冬で寒いけど…近場で手軽に大型魚の引きを味わいたい…」
そんな方は「撒き餌」を持参して、近くの川で「鯉」を狙ってみて欲しいです。