こんにちは
オモリウキ考と題して書き初めたこのシリーズも今回で⑤回目…。
もう少し要領良くまとめないとダメかなぁ、と思ったりする安藤商会です。
前回④では、フカセ釣りの円錐ウキのことを書きました。
専用ウキの開発
フカセ釣りの円錐ウキは、自分がやろうとしている釣りかたにはマッチしないし、それに「値段が高い…」。
という理由で結局私は円錐ウキを購入しませんでしたが、
「エサを水面直下でリトリーブする」
という釣りかたを、私はあきらめたわけではありませんでした。
「売ってるものに用途が合うものがないのなら、作ってしまおう」
外観のデザインをとりあえず後まわしとすれば、求める機能は
「ある程度の重さがあって浮いていられる」
だけです。
どうせ自分一人が夜釣りで使うのですから、人に見せるわけではないので多少不格好でも構いません。
どんな形にするのか考える事もしないで、私は早速「東急ハンズ」の工作コーナーへ材料を探しに生きました。
水面に浮かぶ必要があったので、材質だけは「木」と決めていました。
ですが、一口に「木」と言いましても、その種類は千差万別です。
売り場には、円柱タイプの木製の丸棒だけでもたくさんの材質が用意されていました。
あっけなく、試作品 第一号の完成
ウキとしての浮力さえ確保していれば視認性は必要ないので、私は東急ハンズの売り場に用意してあったものの中で、一番重い木製の丸棒を選び購入して帰りました。
帰宅後、購入した黒檀丸棒を人差し指くらいの長さにカット。
同じく東急ハンズの金物コーナーで購入してきた「ヒートン」を、カットした黒檀の両方の端面(平らな面)にねじ込み釣り糸の接続としました。
小刀で角を面取りした後に、全体を布ヤスリでなめらかに仕上げました。
黒檀を加工したのは初めてで、かなり硬く鉛筆の芯を削っているような感覚でしたが、加工量が大したことありませんので専用ウキの試作品 第一号はすぐに完成しました。
(もぅかなり昔の話なので、写真がなくて掲載できないのが残念です)
あまりにあっけなく作れてしまったので、予備用とし数個を追加製作しました。