オモリウキ考 33話

こんにちは。

2018.05.30(水)

先日、名古屋市内を流れる近所のARK川。

オモリウキ旧型1.5号+エッグフライで釣りました。

前日の”オイカワ”の釣果に気を良くして、外出の途中にまた寄り道。

車を停めて川を覗き込んで見ると…。

無数の鯉が口をパクパクさせて、水面に浮かんでいるモノを捕食しているではありませんかっ!

外出途中でしたが、またまた、”釣りモード全開!!”

この川での鯉釣りは、何度も空振り(ボウズ)を喰らっていましたので、”今日こそリベンジ”と思い熱が入りました。

喰い気のある鯉がたくさん泳いでいるので、ほんの数投で掛けることができました。

大きな鯉でしたので、掛けてから取り込みまでに30分くらいかかり大変でした。

私自身は、自称”小物のセコ釣り師”なので、釣れるのなら、魚種もサイズも問いません。

ですが、鯉をエッグフライで釣っている場合は、不思議なことに、”大きな鯉”ばかりが釣れやすいのです(汗)

鯉の泳いでいる川・池の近くにお住まいの皆様、一度、”オモリウキ”を使って鯉釣りをしてみませんか?

最近は、”パンコイ”という新しい鯉釣りのスタイルも登場しており、インターネットで検索すれば、たくさんの情報を得ることもできます。

「パンコイクラブ」の画像検索結果

安藤商会”オモリウキ”を使い、釣具店で購入した鯉釣り用の”糸付き針”を装着すれば、直ぐにでも仕掛け(リグ)は完成します。

「糸付き針 鯉」の画像検索結果

今回、私は”エッグフライ”という毛鉤を使いましたが、”食パン”を使うのが、一般的で確実ですね。

リールの付いた投げ竿をお持ちの方、ぜひ一度お試しあれっ!

オモリウキ考 ㉝

では、オモリウキ考 ㉝です。

前回㉜では、オモリウキ(旧型)の製作完了までを書きました。

誰でも簡単に作れる、”フロート・飛ばしウキ”として、フォーム材のボディとチチワ接続を組み合わせて誕生した”オモリウキ”なのですが、実は、”オモリウキ”というネーミング自体が決定したある出来事があります。

その出来事を、今回からは書きたいと思います。

ブルーギル釣り親子との遭遇

ある日、私はいつもの行く池で、100円均一で購入した竹竿でブルーギルを釣っていました。

その頃、短い延べ竿と毛鉤を使ったブルーギルの釣りを、私はよくやっていました。

何匹かのギルを短時間で釣り上げ、満足した私は終了しよう竿をたたんでいると、幼い子どもをと母親が釣り竿をもってやってきました。

「こんにちは」

と、お互いあいさつを交わした後、釣りが終わった私はその親子の釣りを見学しようと思いました。

親子がもっているタックルは、2メートルくらいの量販釣具店で売っているような”チョイ投げセット””出来合いのブルーギル仕掛け”

 

ささめ針

エサは食パンのようです。

小さな玉ウキを付けた仕掛けの針に、ちぎった食パンを指でガッチリを固めてつけています。

本来は延べ竿に装着する仕掛けだと思いますが、投げ竿に使えないこともないのでそのまま使うようです。

小さな針に、ビー玉くらいの大きさに固められて付けられたパンを見て、私は”あれでは針がかからない”と思いました。

小さな玉ウキのキャスティング

もちろん、小さな玉ウキのみの重量しかないその仕掛けは、キャスティングすることはできません。

が!、なんとその子はスピニングリールのベイルを上げて、竿を振りかぶりました。

キャスティングするみたいです…。

「ヒュ…」

その子は、力一杯に竿を振り下ろしたましたが、当然ながらすぐ目の前に、玉ウキを付けた仕掛けは落下しました。

私は唖然としましたが、親子はそのまま釣りを続けるようです。

針先が見えなくなるくらいに、大きくカチカチに固めて付けられたパンには、キャスティングの勢いで、 ”取れないように”する意味があったのです!

ブルーギルがたくさん生息する池ですので、目の前に落下した仕掛けに付けられたパンを、何匹モノ魚たちがついばんでいます。

ですが、針先は固めたパンの中に埋まっていますので、当然ながら魚の口には針は掛かりません。

小さな玉ウキは、ギル達に突かれたパンにより、わずかに左右に揺れているだけです…。

親子のその釣り方でも、パンが少しずつ小さくなってきて、針先が現れてくれば、いつか釣れるのかもしれません。

子供さんのほうは、真剣にウキを見つめています。お母さんはそのそばで子供の様子をみています。池に落ちるといけないので付き添っているのでしょう。

この調子では当分魚が釣れることはない無いと思い、私は先ほど挨拶をしたお母さんの方に話しかけてみました。

オモリウキ考 ㉞ 最終話へ続きます。

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