こんにちは
皆様、ラジオを聞くことはありますか?
私はラジオが大好きなので、好きな番組を録音して聞いています。
パソコンをさわりながら、インターネットラジオもよく聞きます。
周りでラジオを聞く人が少ないのが、チョット残念な安藤商会です。
さて、オモリウキ考⑬です。
前回⑫では、ある池でルアーフィッシングをしている小学生の兄弟に、「ブルーギルを釣らせてやろう」と思いたったことまで書きました。
大きなルアーに小さな毛鉤をつける
私は、懸命にキャストを繰り返す幼い兄弟に近づいて話をしました。
やはり二人はブラックバスを釣りに来ているようです。
そして…やはりというか、「ルアーでブラックバスを釣ったことはない」そうです。
「ブルーギルはどうなの?」とも聞いてみましたが、
「・・・?。」
二人ともギルという魚自体を知らないようです。
彼らの使っている道具は、釣具量販店で売っているいわゆる「ルアー入門3点セット」のようです。
はじめからリールに巻いてあるラインが太くて硬いためか、すでにコイル状の巻きぐせがついています。
投げているルアーは兄弟それぞれが気に入ったものを購入したようです。
好みだけで選んだようでルアーかなり大きめのサイズなのですが、その重量のおかげでコイル状の巻きぐせがついたラインでも、「とりあえず」失速せずにキャストできています。
私の考えは、彼らの大きなルアーのテールフックを外し、そこに私が使っている毛鉤をつけてブルーギルを釣らせるという単純なものです。
いわゆる「トレーラー」という釣りかたですね。
トラウトの管理釣り場では、禁止されていたりする釣りかたです。
幼い彼ら二人に内容を説明するのも面倒なので、私の独断でまずはお兄ちゃんのほうのルアーに仕掛けを組みました。
ルアー兄弟、ブルーギル釣りに挑戦
組み上がった仕掛けが付いた竿を、お兄ちゃんのほうに渡して釣りをしてもらいました。結果はすぐに出ました。
大きなルアーの後ろに小さな毛鉤の付いた仕掛けが着水してすぐに私は、
「ゆっくりリールを巻いて」とアドバイスをしました。彼らの巻取りは早すぎるのです。
こちらに向かってルアーはゆっくりと近づいてきます。後ろに付けた毛鉤も同様にゆっくりと進んできます。
魚はたくさんいるので、すぐに毛鉤を見つけた数匹の大きなブルーギルが毛鉤に襲いかかってきました。
フライフックのサイズ表記で#18番の小さな毛鉤ですので、大なギルに一口で毛鉤は頭まで口の中に吸い込まれました。
むこうアワセでハリがかかり、ルアーの後ろでブルーギルは暴れています。
竿を持っている釣りをしているお兄ちゃんのほうは、今何が起こっているのかが分からないようで、そのままゆっくりとリールを巻き続けています。
私は彼に「魚が釣れているから早くリールを巻いて」と教えてあげました。
一瞬私に言われた事の意味が分からなかったようで、お兄ちゃんは口を開けて「ポカン…」とした表情をしました。無理もありません、たぶん魚を釣れるのはこれがはじめてなのでしょう。
そばで見ていた弟が魚が釣れた事に気がついたようで、「おにいちゃんっ!魚釣れたよっ!」「早く早くっリールを巻いて、魚逃げられるっ!」と叫び声をあげました。