こんにちは。
2023年12月30日(土)
「最終学歴=中学卒」の魚釣りオジサンの私(55歳)が、独学で「数学検定:準1級」に合格するまでの記録です。
前回 7話では、初受験から1年後に数学検定1級1次「計算技能検定」(のみ)に合格できた事を書きました。
数学検定:準1級2次「数理技能検定」に向けての学習。
下の動画は、「数学検定協会:プロA級数学コーチャー」である『みやこじ先生』が、「数学検定準1級2次検定の過去問」を分析されたものです。
動画の最初の方で、みやこじ先生もおっしゃっていますが「出題範囲が多岐に渡っている…」「何が出題されるか分からない…」「検定対策が難しい…」…。
本当にそう思います。準1級の出題範囲は「数学Ⅱ・Ⅲ」「 数学B・C」「行列(線形代数)」です。この中で「行列」は現在の高校数学にはありません。
準1級2次検定の対策としては、とにかく数多くのカテゴリーを学ぶ必要があります。
まずは行列(線形代数)に馴染む事からスタート。
「行列(線形代数)」は、私が受験した準1級1次「計算技能検定」では、1年間まったく出題されませんでした。
ですが…みやこじ先生の動画にもあるように、2次検定では選択問題としてほぼ毎回出題されております。
「線形代数」は、数学検定最上級である「数学検定1級」では、1次・2次検定共に出題範囲ですので、いつか「数検1級を取得予定の方」はしっかり勉強しないといけないでしょうね。
私は「数検1級」を受験する予定はありませんでしたが、とりあえず学習しました。
嫌いな数学カテゴリー『統計学』は捨てました。
「統計学」に関しては、1次検定を受験していた時から、まったく何もやりませんでした。嫌いだったからです。
2次検定を受験するにあたり、一通り学習しましたが…。
やはり「嫌いなものは嫌い…」なのです。やってて気持ちが下がってしまいます。出題される事も割と少ないので「パス」しました。一切やりませんでした。捨てました。
「統計学」に関しても「数学検定1級」では「確率統計」として定番の分野なので、「数検1級取得予定の方」は、準1級受験の段階でしっかり学習された方が良いでしょうね。
「場合の数」「確率」「論理」「集合」は思考力勝負。
「数学」という学問分野の中で、比較的「計算力」に依存しない分野もあります。「確率」や「論理」などです。
もちろん公式なども存在しますが、公式など暗記しなくても「問題を解くその場で導出」できるものがほとんどです。あまり学習しませんでした。
『学習法指導塾PHI:場合の数の公式は暗記してはいけない!』
「場合の数」「確率」が苦手な方は、公式の暗記は逆効果だと思います。たくさんの問題を解いて『思考力』を鍛えたほうが良いでしょうね。
メインテキストは『小学館:細野真宏の数学がよくわかる本』シリーズ。
以前にも紹介しましたが、私が数学の学習の「メインテキスト」にしたのは上の参考書です。小学館より現行で発売されております。
現行で発売されている「小学館」のシリーズでは、「行列・数列」がありませんので、過去に中経出版より発売されていたシリーズも、リサイクル品を入手して学習しまた(現在は絶版)。
とても分かりやすく書かれておりますので、数学が苦手な方にオススメです。
この『細野真宏の数学がよくわかる本』が無かったら、私の「数学検定:準1級合格」は無かったと思います。
それくらい、私はこのシリーズにお世話になりました。