こんにちは!
2019.09.04(水)
最近調子が良い、名古屋市内の公園の池で、”カラバリ”での釣りをしてきましたのでプチご報告。
管理釣り堀のニジマス釣り御用達!?
まずはこの釣り針の説明からします。
オーナー サクラマスSP 商品説明
「強固な上顎を一瞬で貫き、フトコロ深く刺さり込むロングテーパーの鈎先。首振りやジャンプ、ローリング、強烈な引きとスピードに耐えバレにくい独自なフォルム。カラーはエサに合わせたミミズカラー、川の王者と対峙するスペシャルフック。」
上の画像を見て、
「オイッ! コラァッ! ブログに書いてんじゃねぇよっ!…」
といった恨みの声が、管釣りマニアから聞こえてきそうですが…。
そうなんですね!
この釣り針は、知る人ぞ知る”管理釣り堀ニジマス釣り”では有名なカラバリなのです。
私自身は約10年くらい前に、釣具の上州屋・キャンベル店の店長 丹羽さんから教えてもらったのが最初です。
「何も付けないこの針だけをハリスに結べば、どんなルアー・フライよりもよく釣れる!」
管理釣り堀の猛者達の間では、メーカー説明文の中にある、”ミミズカラー”から拝借して、”ミミズ針”と呼ばれているそうです。
管釣り使用禁止?
実際私は試しにこの針を使い、管理釣り堀でニジマス釣りに使ったことがありますが、数匹釣れた記憶はあるものの、
「他と比べて格段に優れているとは思えないけどぉ…」
という感想でした。
私は半信半疑だったので、イロイロと使い方を試したわけではありません。
とりあえず、適当にリトリーブしたりフォールさせたりしていると、ニジマスが喰ってきました…。
「ふ~ん…。何も付けない針でも釣れるものだなぁ…」
と、チョット感心した記憶があります。
まぁ…あんまり積極的に使ったのではないということです(笑)
紹介してくれた店長の話では、ルアータックルを使いこの針をオモリウキのようなフロートリグでキャスティングして、”とある管理釣り堀”でニジマスを爆釣している方々がたくさん居た「そうです」。
「そうです」と言う過去形なのは、あまりにもその釣り方が流行ったせいで、対岸とのお祭り(リグ同士のカラミ)が頻繁に発生し、”とある管理釣り堀”ではフロートリグでの釣り方自体が禁止になったらしいです。
(私はその”とある管理釣り堀”で、自社製品オモリウキを出張販売したかったので残念でした)
ルアータックルのフロートリグが禁止になっても、フライタックルではキャスティングが可能ですので、今でもこのフックを使いカラバリの釣りでニジマスの釣果を上げている方々はいると思います。
(フロートリグ自体は禁止でなくても、”カラバリ”の使用が禁止されている釣り堀も数多く存在しますので、注意が必要です)
店長の話では、なるべく何も付けないで使う事がコツらしいです。つまり、何かを付けたり飾ったりしないほうが良いらしいです。
普段、毛鉤を自分で作っているフライマンやテンカラ師の方は、針にはつい何かを付けたくなりますよね(笑)
エサ釣り用の釣り針ですので、”内掛け結び”などで、直接ハリスをチモトに結ぶのが良いそうですが、私は他のフライとの交換が素早くできるように根付しています。
ブラックバスへの効果はあるのか?
試してみたのは、先日ブログ記事にした池です。
最近、調子良く小バスやギルが釣れていますので、今回のような実験的な釣りの舞台には最適です。
上の画像は前日に、”トラウトガム”という管理釣り堀でニジマスをつるためのフライで釣ったバスです。
管理釣り堀でのニジマス釣りの定番パターンであるトラウトガムで、数匹のバスが釣れましたので、ブラックバスにもトラウト用のフライは効果があるみたいです。
ですから、今回の管理釣り堀用のカラバリでも釣れるはず…。
先に結果から申しますと、バイト自体はそこそこ在るものの、なかなかフッキングしないです。
ニジマスとブラックバスでは、エサの捕食の仕方が違うからかもしれませんが、バイトがあってアワセを入れてもすぐになかなかノリません。
バイトがあってもフッキングしない…という状態を繰り返し、ようやくキャッチできたと思ったら、
…外がかりしていました。
どうやらバスは口の中に吸い込まずに、フックのシャンク(軸)を口先で咥えて走っているようですね。
そこにフッキングのアクションが入り、上唇の上に外から刺さったようです。
残念ながら、今回のキャッチはこの1匹のみでした。
バイト自体はあるのですから、フックのサイズを変更したり、釣り方(今回はただ巻き)を変更すれば、もっと釣果を伸ばすことも可能ではないかと思います。
このフックは餌釣り師には人気なのか、はたまた管理釣り堀のニジマス釣りに、”ミミズ針”で使われているのかは分かりませんが、どこの釣具屋さんの渓流コーナーには必ずと言っていいほど置いてあります。
サクラマスを狙って釣りをしている人が、それほどたくさん存在するとは思えませんので、やはり”ミミズ針”として、密かに管理釣り堀で使用されているのかもしれませんね(笑)