こんにちは
2018.04.19(木)
実は、副業で「夜間責任者」として働いている食品販売店が、明日20日をもって閉店されます。
静岡県に本部がある会社ですが、名古屋進出第一号店であるこのお店はなかなか売上が伸びず、残念ながらの閉店が決まりました。
地域のお客様には長いあいだ、本当にお世話になりました。
他の店舗に移られる社員の皆様、私と同じく名古屋で採用になり退職されるアルバイトの学生さん・パートの奥様達、これからもお元気で。さようなら。
さて、オモリウキ考⑮です。
前回⑭では、おさない兄弟がブルーギルを釣って喜ぶ姿を書きました。
高校生ルアーマンに小バスを釣らせる
その頃私は、おさない兄弟にブルーギルを釣らせた池に週末になると頻繁に通っていまいした。
兄弟と釣りをした次の週末にもその池に行きました。
大きな池なので、ブラックバスを狙っている単独のルアーマン達もいつも大勢見かけます。
私のメインはフライフィッシングでのブルーギル釣りでしたが、たまに小さなバス達の群れが回遊してきたりもするので、そんなときはその「小バス」を釣ったりもしました。
その日は正午くらいからギルを釣りはじめ、日が傾きかけた頃に竿をしまいました。
帰り支度が終わりふと池をのぞくと、小さなバスの群れが回遊しています。
そのままながめていると、どうやら群れはいくつもあるようで、ひっきりなしに小バス達が私の前を通り過ぎていきます。
「もう少し続けてたら小バスが釣れたなぁ…」
と残念がっていると私に後ろから、
「こんにちは。今日、釣れましたか?」
と声がかかりました。高校生くらいの二人の男の子です。
「釣れましたよ。ブルーギルばかりですが。」
私がそうこたえると、
「ギルでも釣れればいいですね。ぼく達はなにも釣れませんでした。」
彼らは大きなソフトルアーが付いたルアーロッドを持っていますので、ブラックバスを狙っていたのは聞かなくても分かりました。
彼らは池の近くに住んでいるらしく、以前は高比重の重いワームをノーシンカーで投げると、そこそこのサイズのバスが釣れたそうです。
「少し前にこの池が雑誌で紹介されてから、ルアーをやる人がすごく増えて最近はぜんぜん釣れなくなった」と彼らは言っています。
釣りたい気持ちは皆同じなので、こういった話はどこででも聞きます。
私は彼らに、先ほどから目の前で起こっている「小バスの回遊」のことを教えました。
彼らは水中に目をやり回遊を確認したあとに、私に向かいこう言いました。
「ああ、この池ではよく見かけます。何度かルアーを投げてみましたが、追いかけてくるだけで喰わないから釣れたことはないんですよ」
彼らは回遊している小バスを、「何度か釣ろうとした」ことがあるようです。
この「釣ろうとした…」という部分に、私の気持ちが反応しました。