こんにちは。
2021年9月14日(火)
最近、ギル・バス釣りに訪れる池で、他の釣り人の方から使っている「フライタックル」とくに「フライパターン」について、よく尋ねられることが多いです。
それほど特別な毛鉤を使っているワケではありません、タイイング(毛鉤巻)工程の写真を撮る機会がありましたので、この場で紹介したいと思います。
たぶん…。私が普段良く使っているフライの中では一番簡単で、これからタイイングをはじめる方にも練習になる「マラブーストリーマー」の簡単(手抜き?)版です。
フック&マテリアルの用意。
フック
使用しているフックは、このブログでよく紹介している『カルティバ製フロートリガー#12番』です。
このフックは、元々は「アジング・メバリング」用のワームフックなのですが、細軸で刺さりが良く小魚釣り全般に最適です。アイが大きくてハリスも結びやすく、しかも安価です。
私は自分が使うフックは、全てカエシをダイヤモンドヤスリで削り取って「バーブレス」にして使っています。とくにフライフィッシングでは安全のためにもバーブレスフックを使用しることをオススメします。
しかしこのフック…。扱っている釣具店が少ないのがとても残念です(泣)
リビング&ボディ補強用ワイヤー
補強のためにタイイングの仕上げにボディに巻きつけるワイヤーです。できるだけサイズが細いものが軽くてオススメです。
テール材
テール(尻尾)に取り付ける、このパターンのメインマテリアルとなるのが『マラブー』です。
フライショップに行けば、色々なタイプやカラーが存在しますので、好みの物を選ぶ楽しみもありますね。
ちなみに、手芸屋さんではマラブーではなく『マラボー』と呼ばれて売っています。
ボディ材
ボディは『オーストリッチ』というダチョウの羽根を巻きつけるのが、一番楽で簡単です。
この『オーストリッチ』だけをスレッドも使わずに、フックにグルグルと巻きつけるパターンが、TMCの天才(奇才?)フライマン「島崎憲司郎」氏が考案した超有名パターン『クロスオーストリッチ』です。
『クロスオーストリッチ』に関しては、私ごときが説明するまでもないほど超有名パターンですので、興味のある方はネットで検索を掛けてみると良いでしょうね。
フライマテリアル(材料)で有名な「キャナル社」からは、『クロスオーストリッチ』パターンを巻くのに最適な、その名も『クロスオーストリッチ』という品名のオーストリッチも販売されております。
スレッド
マテリアルを取り付ける糸「スレッド」は、個人的には『VeeVus(ヴィーバス)16/0』がオススメです。
一番細い#16番サイズでもかなり強いので、よほどでない限りタイイング中に切れるということは無いです。
スレッドのサイズ(太さ)についての選択は、以前どなたかに聞かれた事が合ったのですが…。
かなりいい加減ですが、私の個人的見解を書かせて貰えば…。
「フックサイズとスレッドの番手を、そのまま合わせてしまえば良い」
と思っております。
「#~7番のフックサイズにはスレッド太さは6/0」「#8~9番フックにはスレッド8/0」「#10~11番フックにはスレッド10/0」「#12~13番フックにはスレッド12/0」「#14~15番フックにはスレッド14/0」「#16番よりも小さいフックにはスレッド16/0」
以上はあくまでも、私がヴィーバススレッドを使った時に感じたものです。自分は、どのフックサイズでも太さは「16/0」で巻いています。
ボビンホルダー
【CFT-61】 Midge Bobbin Holder/Regular
タイイングスレッドは「ボビンホルダー」に装着して使いますが、私のオススメのボビンホルダーは『C&F製のミッジタイプ[CFT-61]』です。
レギュラータイプのチューブが太い製品[CFT-60]もありますが、ミッジタイプでも太いスレッドも使えます。
チョットお値段は張りますが、このホルダーはスレッドが切れにくいです。タイイング中のスレッド切れに困っている方は、このホルダーを使ってみる事をオススメします。
シザーズ(ハサミ)
マテリアルのカットに使っているのは『ディアドレッサーシザース・カーブ』なのですが…。残念ながらこのシザーズは数年前に廃盤になったようです。
先端がカーブしているので、カットする物の根本ギリギリまで刃を入れる事ができてとても重宝しております。
シザーズは消耗品なので、切れなくなったら交換するのですが…もぅ売ってないので困りますね。
フライショップには在庫が存在するかもしれませんので、私も探してみるつもりです。