オモリウキ考 24話

こんにちは

2018.04.28(土)

ゴールデンウィーク前半スタートしましたね。

皆様、お休み楽しんでいると思います。

私はというと…。

…やってしまいました(泣)

連休前半初日だというのに、フライロッドの先端がポッキリ…。

約10年前に購入した、マエストロさん3番ロッドです。

3番という低番手のフライロッドながら11フィートのロングロッドです!

このフライロッドの長さのおかげで、ずいぶん釣りにくい場所でのフライフィッシングが成立しました。

今はもぅ、マエストロさんのホームページを見てもあつかってないようです。

Schmitt パトリオット 1113 Hunter 3#

↑のかたのブログに、この竿の事が詳しく記事になっていましたので、リンクを貼らせていただきました。

帰りに釣具屋さんに寄ってトップガイドを購入。

一番前のスネークガイドを外したあとに、折れた竿の先端に購入したガイドを接着。

少し短くなってしまいましたが、まだまだ使います。

低番手(4番以下)の長い(9f以上)フライロッドで、現在新品で購入できるものを知っているかたがいらっしゃれば、このブログのコメントにご一報いただけると嬉しいです。

さて、オモリウキ考㉔です。

前回㉓では、整形済みの木材を使ってフロートを完成させたところまで書きました。

自作フロート初陣

自作フロートが完成した次の日の仕事帰り。

私は完成したフロートをもって近くの池に行きました。

いつもギルをフライフィッシングで釣っている池です。

フロートのテストのために、ブルーギルを釣ろうと思っていたのです。

フロートに付けるのは、実績があるという理由でいつもフライフィッシングで使っている毛鉤です。

自作フロートを早速ルアーロッドに取り付けてキャスティングしてみると、重さが10gもあるので何の問題もなく飛んでいきます。

もちろんチャント浮きます(笑)

着水後にすぐリールを巻くと、すぐにブルーギル達がゾロゾロとフロートの後をついてきます。

ハリスに結んでいる毛鉤よりも、それより前にあるフロートのほうが何十倍も大きいので、どうしても魚たちはそちらのほうに興味が惹かれるのです。

私はほんの少しですが、鋭く竿をシャクってフロートを急加速させました。

フロートは50センチくらい前に急に移動し、後ろに付けてある毛鉤もまたおなじように急に移動します。

こうすることにより、フロートとその後ろの毛鉤を、瞬時に「入れ替える」こととなります。

フロートを追って群れで泳いいるブルーギル達は、自分たちの後ろから急に現れた毛鉤を追いかけはじめました。

そして、群れの中の先頭を泳いでいたギルが、毛鉤にアタックしました。

竿をアオってアワセを入れると、しっかりとハリがかかったようです。

すばやくリールを巻きギルを取り込みました。

その後、おなじように自作ウキでブルーギルを何匹か釣り上げました。

自作フロートの活躍

そんな私の姿を、先ほどから少し離れたところで何人かの少年が見ています

中学生くらいです。

ルアータックルを持っていますので、この池にいるブラックバスを釣っているのでしょう。

その中の少年の一人が私のところに近づいてきました。

「こんにちは。いいですか?」

少年はキチンと挨拶をすると、私がやってい釣りのことを尋ねてきました。

私は簡単に説明し、自作フロートと毛鉤を一つずつ少年に渡しました。

釣りに限りませんが、何でも自分でやって体験することが理解できる一番の早道だと私は信じていますので、その少年にも私の釣りをやってもらいました。

「えっ! もらってもいいんですかっ?」

と少年は遠慮しながらも嬉しそうに、渡されたモノを持って仲間のほうに戻って行きました。

早速少年は、自分のルアーロッドに、フロートと毛鉤を付けだしました。

私は自分の釣りをしながら、戻っていった少年の釣りを眺めました。

ブルーギルはたくさんいるので、すぐに少年の投げた仕掛けにも釣れました。

割と大きなギルのようで、ルアーロッドをしならせて水底に向かって潜っていこうとしていますが、すぐに少年に取り込まれました。

オモリウキ考㉕へ続きます。

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